2007年03月13日

“打ちのめされるようなすごい本”打ちのめされたのはわたしだ。

米原万里氏著「打ちのめされるようなすごい本」です。

打ちのめされたわたしです。
この本自体が「打ちのめされるようなすごい本」なのです。

この本は週刊文春に連載されていた「私の読書日記」と他社で書かれた書評とをまとめたものです。

私は「週刊文春」派なので、この連載「私の読書日記」はわりと(毎週ってほどでもない)読んでいました。
「文春」は同じ発売日の「新○」より、紙面が読みやすいんですよ。←個人的意見。

米原万里氏の本で一番最初に読んだ本は、「大宅壮一ノンフィクション賞」を受賞した「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」でした。
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」についての記事は→こちらです。
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」では人間の「自己認識」「主体性」というものについて深く考えさせられました。

それから他のエッセイも読むようになりました。

辛辣で聡明な文章が好きでした。

連載で読んでいたものを、まとめて読んで、ものすごく衝撃を受けました。

だって、だって、この読書量の多さ!!!!

すげーーーーっ!!!

それらすべてに書評がついているんですから!!!

エリツィンやゴルバチョフが名指ししてくるほどのロシア語同時通訳第一人者でいらっしゃったが、本人曰く「締め切り」に追われ、通訳は開店休業になってしまっていたらしいです。

ちなみにわたしが、この本で紹介されている本のなかで読んだものは、数冊しかありませんでした。
このブログで記事にした本は一冊しかありませんでした・・・。
その一冊は「チェチェン やめられない戦争」です。→こちら。
あ、ちょっとまともな本を読んで記事にしておいてよかった、と思った・・・。



米原さんは2003年に「卵巣のう腫」の摘出手術を受けました。
しかしその「卵巣のう腫」は「癌」だったのです。

ドキリとするわたし。

ご存知か?と。
わたしも2002年に子宮内膜症による「卵巣のう腫」摘出手術をしています。
幸い、わたしののう腫は「良性」でした。
とったあとのブツを検査するから、結果が出るまではちょっと、ちょっとばかし不安でした。
そして、今、またのう腫が出来ている。らしい。←あれ?昨日産婦人科に行ったばかりなのに・・・??

卵巣癌は発見されにくい。これは本当。
なぜなら「卵巣」そのものには「痛覚」がない。はず。

自分の身体にわたしはまだまだ無知だ。

米原さんは「癌」と告知されてからも、いつもと同じように本を読み、多くの書評、エッセイを書き、それと同時に多くの医院を訪ね、多くの治療を試みている。
「癌」の本もたくさん読んでいる。

わたしが「もし」同じ立場になったとき、米原さんのように「生への執着」を見せることができるのだろうか?

たぶん、おそらく、わたしは感傷に流されるようなことはないだろう。

しかし無我夢中で「治す」という気持ちになれるだろうか?

わたしは、自分の「生」に対して希薄なところがある。
気力がない。一番の弱点だ。
「うつ病」ただいま、治療中。なかなか治らないものですな~。

打ちのめされてしまった。
(「うつ」な人間は「大きな音」や「迫力」に弱くなる。だからといって「文章」にまで弱くなっているとは思わなかった・・・)

膨大な読書量と、激しく書きなぐられたような印象を受けるのに、とても聡明な文章に。

最後まで思索を続けた強い精神に。

強い精神と身体と、自分だけの文章が、わたしは欲しい。

ついでにお金もちょっと欲しい。それはうそ。ほんとは三億欲しいです。

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posted by くみ at 21:09
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