2007年09月25日

“シェイクスピアを楽しむために”

阿刀田高著「シェイクスピアを楽しむために」です。

シェイクスピアの作品の舞台を見たことがありません。

TVで放映していた「ハムレット」は見ました。

戯曲そのものを読んだことがあるのは「オセロー」だけ。

「ロミオとジュリエット」はなんとなくストーリーがわかるだけ。
ウェストサイド物語は見たことがあります。
あと「ガラスの仮面」で姫川亜弓さまがひとり芝居をやった!!

「真夏の夜の夢」のストーリーは知ってますが、何故知っているか?というと「ガラスの仮面」でマヤが妖精パックをやったから。

「リア王」もなんとなくわかりますが・・・黒澤明監督の「乱」の原作(?)ですよね・・・。

「ウィンザーの陽気な女房たち」は音楽は知っていましたが、シェイクスピアの作品だとは知りませんでした。



この本は以前に記事にした「私のギリシャ神話」「コーランを知っていますか」と同じシリーズです。

シェイクスピアの生きた時代の解説にはじまり、彼の戯曲37篇の中からから有名なもの11篇を選び、わかりやすく紹介してあります。

その11篇は「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「オセロー」「真夏の夜の夢」「ベニスの商人」「ジュリアス・シーザー」「ヘンリー四世」「ウィンザーの陽気な女房たち」「リチャード三世」「マクベス」「リア王」です。

シェイクスピアの作品は「かけ言葉」や「駄洒落」が多く含まれており、翻訳が極度にむずかしい、とのこと。

英語が出来ても駄目なのね。
読んでわかる程度では韻文など無理らしいのです。
「かけ言葉」や「駄洒落」。
ってわたしは英語はもともと赤点レベルですが。

ゲームの「オセロ」は「オセロー」からつけたらしいですよ。
ツクダオリジナルが。
黒人将軍「オセロー」と、その妻、白人女性「デスデモーナ」の波乱万丈な物語に因んでいるそうです。
って「オセロー」って黒人だったのか・・・読んだことあるのに、知らなかった・・・・。

「ヘンリー四世」には悪な騎士、デブで好色、酒好きで口は達者、腕はまぁそこそこ出来る男・ジョン・フォールスタッフという登場人物が出てくるらしいのですが、その人物が当時「大人気」だったらしく、
エリザベス一世女王から「もう一度フォールスタッフを登場させて欲しい」とお言葉があり、書かれたのが「ウィンザーの陽気な女房たち」だとか。

シェイクスピアはつじつまを合わせるよりも面白さを優先したらしいです。

流行劇作家だから。

それにしても、言葉の壁は大きいです。

ま、でもこの本は難しくない、大まかな内容が紹介されています。

最近、阿刀田氏のこのシリーズを再読中です。



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2007年09月19日

“コーランを知っていますか”

阿刀田高著「コーランを知っていますか」です。

コーランを知っていますか?

コーラン・・・イスラム教の聖典。
それ以外のことは知りません。



この本は、アラーの神にうとい異教徒にコーランの大意をやさしく伝えてるためのエッセイです。

日本古来の宗教というと神道だと思うのですが、八百万の神さまがいらっしゃり、ついでに仏教伝来以来、仏教と神道の掛け持ちをしている節操なしの日本人(もちろん他宗教の方のいらっしゃいます)。

骨の髄まで多神教になじんでいるから(もちろんなじんでない方のいらっしゃいます)、「唯一神」の定義がひじょうにわかりにくい。

あちらさまから見れば、こちらの方がわかりにくいとおっしゃるでしょう。
仏教は「宗教」ではなく「哲学」ではないか?と思っていらっしゃるらしいです。

ユダヤ教のヤハウェ、キリスト教の“主”、イスラム教のアラーは同じ「唯一神」。

西暦前6世紀頃に「ユダヤ教」が確立。
神との契約を交わして聖典を顕し、その中でやがて「救世主」が現れることを予言。



一世紀初頭、ヨルダン川のほとりに現れたのが「イエス・キリスト」
ここに「キリスト教」誕生。
「ユダヤ教」の聖典を「旧約聖書」とし、神との新しい契約を結んで、それが「新約聖書」の教えとなる。
(ユダヤ教はイエスの存在を認めず、今に至る)



イエスより600年後、「マホメット」誕生。
神の教えを説く最後の預言者。
最も充実した真の教典としてつかわされたのが「コーラン」

ということで、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神様は「同一神」なのです。

イスラム教徒はユダヤ教徒、キリスト教徒との「婚姻」を許されているそうです。
「仏教徒」とはもちろん×。

この本には書かれていませんでしたが、「ユダヤ教徒の母」から生まれると生まれつきの「ユダヤ教徒」。
「イスラム教徒の父」の子だと生まれつきの「イスラム教徒」のはずです。
「ユダヤ教徒の母」と「イスラム教徒の父」から生まれた子は・・・どうなるんでしょうか?というか、そういう子どもはありえないのか??

イスラム教の聖典「コーラン」は真の神の言葉であると同時に「神の音楽」

礼拝での詠唱のシーン。
わたしもテレビで見たことがありますが、厳かです。

アラーがあえて荘厳なアラビア語を選んで全人類への啓示を垂れた、ということで、長い間「アラビア語」以外で読むことを禁じられ、翻訳も許されなかったそうです。

「アラビア語で読むコーランだけが本物」

アラビア語・・・そうそう簡単に使えるようになる言葉じゃありません。

イスラム諸国会議機構(OIC)加盟国一覧、が紹介されてます。

これを見て、をを!?となりました。

この国がイスラム教だったとは知らなかった!と思った国が結構ありました。

簡単に入国できる国もあれば、そうでない国もあります。

でも、そういった国に入るときは「配慮」が必要か、と思いました。

この世界、イスラムとの協調なくしては考えにくい。

そのイスラムの根底にあるのが「コーラン」

理解をするための第一歩としてオススメの本です。


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2007年09月14日

“私のギリシャ神話”

阿刀田高著「私のギリシャ神話」です。

阿刀田高氏のギリシャ神話ものといえば「ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)」もオススメです。



阿刀田氏曰く

「欧米文化は、その淵源をギリシャに得ている」

「実はわたしたち日本人も日常生活では大きな影響を受けている」

例えば

「マラソン選手がアキレス腱を切り、モルヒネで激痛を抑えたが、ついにオリンピックのへの出場は断念した」

という短文の4つのカタカナ語はすべて古代ギリシャと関わっている。

というわけでこの本はわかりやすい「ギリシャ神話」入門書。

実はわたし、昔、「ギリシャ神話」に凝りまして、まぁ、結構な数の本を読みあさりました。

ギリシャ神話をもとにしたマンガだと、「アリーズ」(冬木るりか・秋田書店)が好きでした。

ああ、「聖闘士星矢」(車田正美御大)の登場人物やら、いろいろ、すぐわかりましたね〜。←それくらいしか役に立ってないけど。

「風の谷のナウシカ」のナウシカも、ギリシャ神話に登場する王女の名前からとったものですよ。

この本に登場する神々(人物)は

「プロメテウス」「ゼウス」「アルクメネ」「ヘラクレス」「アプロディテ」「ヘレネ」「ハデス」「アポロン」「ペルセウス」「アリアドネ」「メディア」「イピゲネイア」「シシュポス」「ミダス」「ピュグマリオン」「ナルキッソス」「オリオン」

どこかで聞いた話を多くピックアップしてあり、わかりやすいです。

ちなみにオリンポス十二神は

「ゼウス」「ヘラ」「ポセイドン」「アフロディテ」「アテナ」「アレス」「アルテミス」「ヘルメス」「ヘスティア」「ヘパイトス」「アポロン」「デメテル」

です。

「アフロディテ」以外は、皆、全能神「ゼウス」の兄弟姉妹、子どもたちです。

「ハデス」はゼウスの兄弟ですが、冥界の王のため、オリンポス十二神には加えられておりません。

こちらを読んで、もっとギリシャ神話を詳しく!と思ったらこちらをオススメします。




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posted by くみ at 11:23| 静岡 ?J| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書(阿刀田高) | 更新情報をチェックする