2007年11月01日

“イニシエーション・ラブ”

乾くるみ「イニシエーション・ラブ」です。

ミステリーです。

なんでも、「必ず2度読みたくなる」驚愕のミステリーと、発売当初話題になったとか?

発売は2004年。

知らなかったわたしは、つい1ヶ月前まで書店勤務・・・・。

ミステリー。

わたしはミステリーは苦手です。

いや、西村京太郎大先生や松本清張大先生とかは読みましたけど。

最近のミステリーは、範囲が広すぎて何がなんだかよくわかりません。

ミステリー好きな人はきっと「ミステリー脳」を持っているんだと思います。

で、わたしは「ミステリー脳」を持っていない。

「名探偵コナン」ですら苦手なわたしです。



で、この本を読んだのは、ミステリーが苦手なわたしでさえも「2度読みたくなる」のか??という実験でした。

結果。

「ミステリー脳」を持ってないゆえに、トリックに全く気がつかず、三度目にして

「すべてを勘ぐりながら読む」

方法でやっと納得したワケです。←短い作品だからこそできる。

ただ、噂の

「最後の2行」

でギョッとする、ということは1回目からなかったです。

わたしは本を読むとき、一度見開きページ全体を眺めてから、読むのです。

だから、見開いて

「うお!きた!!」

となったのです。

それにしても、背中がかゆい作品でした。

著者は静岡出身の方で、舞台が静岡です。

1980年代の静岡で若い2人が恋愛する物語です。

「たっくん」「マユ」って呼び合っているだけでかゆいのに、舞台が静岡(おもに静岡市)!!

青葉公園、呉服町、新静岡センター、静岡丸井、地元老舗書店が3軒(もちろんわたしの勤めていた会社含む)、ターミナルホテル、静波海岸、安倍川から西を川向こうと呼ぶ、・・・・。

当時の静岡にはパルコも109も無い・・・。

静岡って娯楽が少ないんですよ。

だから恋愛もこじんまりした地味な付き合い方になる。←結果、さっさと結婚する。これは本当。

静岡県民、恥ずかしいったらありゃしない。

しかもセリフに「方言」が入っているが、わたし県民ゆえに「方言」と「標準語」の区別がつかない。

この本を読まれた静岡県民以外の方々、特に首都圏の方々なんて、「ピュアハートたち(複数ハート)」とカン違いなさるんでしょうな~。

かゆい。

かゆいといえば、地名に丸子(マリコ)が登場して、「とろろ」が苦手なわたしは余計にかゆく・・・。←意味不明っすね。

わたし、もう、延々と若者2人の恋愛読まされて、「これ、マジでミステリーかいな??」と思ったですよ。

ミステリーも苦手だが「恋愛小説」はもっと苦手です。

どんでん返しがくるのがラストだから・・・・。

「二度読む」というよりも「確認作業」です。

三度も確認すれば、最初の数ページでチェック箇所もわかるようになります。

っつかわたし、ほんとに頭悪いわ。

この作品のネタバレサイトってたくさん存在するんですね。

もちろん検索しました。

「そこまで読み解くか!!!」

と驚愕しました。そっちのほうに。

で、「ミステリーって読者を選ぶなぁ~」と感じたのです。

わたし、選ばれなかった人。

で、「イニシエーション」って「通過儀礼」って意味ですが、誰もがこんなこと通過しているとは思いませんよ。

でも、よくあることだな、とは思いました。


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posted by くみ at 23:39| 静岡 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「頭の悪い」くみさま、こんにちは。
…謙遜も人に言われると腹が立つというテストですよ。

さて、読み解くのが苦手とのことですが…
じゃ、エヴァは何回見たのか?と。


「微エロ」が入っていないと二時間ドラマが楽しくないように
シチュエーション次第ではミステリーものは苦手ですけれど
基本的に読書好きになる入口はミステリーじゃね?
…なんて思ったりするのですけれども、そうでもないのですね。

なんか意外。
Posted by zep at 2007年11月02日 00:05
ミステリーに選ばれなかった僕が来ましたよ。
…というかマンガ以外に選ばれなかった?(笑)
Posted by ショウ at 2007年11月02日 03:08
>ホーチミン市民zepさま

心配して損した。

「トリック」を読み解くのは苦手です。

エヴァは「設定」であって「トリック」ではありません。
ヲタ的に「設定」が細かく決められている作品は大好きです(例・FSS)。

確かに「ミステリー好き」=「読書家」ですね。
そういう人、身近に2名ほどおりますよ。

わたしの場合は「中国もの」の興味を持つと、「中国もの」を読み漁る。
「ギリシャ神話」に凝ると、その手の文献を読み漁る。
「平安文学」に興味をもつと、「平安文学」をもとにした小説を読みふける。

と、読書もどこまでもヲタ精神が根本なのです。

わたしにあるのは「戦国小説脳」とか・・・。

松本清張御大の「点と線」は大好きです。

京極夏彦氏や有栖川有栖氏などは挑戦して「敗退」でした。

わたしの場合「読書好き」になったのは、単純に家に本がたくさんあったから、買い与えてくれる人がたくさんいたから、だと思いますよ。
Posted by くみ at 2007年11月02日 13:17
>ショウちゃま

ショウちゃまは「理数」だからミステリーとか得意そうなんだけどな~。

マンガ読みすぎで、他を読む余裕がないだけじゃないかしら。

ミステリーじゃないけど「空の境界」とか「空の境界」とか「空の境界」とか、読む暇ないでしょ。
Posted by くみ at 2007年11月02日 13:19
「イニシエーションラブ」はねえ、「えええええーっ」となりましたよ。姉にも同僚にも驚いていただきました。たまたま知り合った文春の編集さんが(単行本は原書房ですが文庫は文芸春秋なの)乾さんの担当さんで「作者直筆POP送りますよ」と言ってくれ、待っていたら7枚来ましたよ・・・。文庫担当とどれを飾るか検討したものです。そして我が店ではまだまだ平積み中。静岡が舞台ですしねえ。乾さんは今月また文春から文庫が出るので楽しみv
Posted by かっぱ at 2007年11月05日 22:07
>「ミステリー脳」持ちのかっぱお姉さま

わたしはねぇ、「えええええーっ」というよりも「あぁああああ~↓」って感じでしたよ。
「うお!きた!」とも思ったけど。
最後のページ入ってすぐ気がつきました。
わたしは魂が汚れているのか、ヒロインのことは普通の女の子としか思えんですよ。
あれくらい、してる子いるよ。
それにしても恥ずかしいくらいローカルじゃないかい?あの小説。
恋愛シーンを読むのは苦痛でした。
わたし、背中かゆかったよ。
呉服町のマックって今はスタバじゃなかったっけ?
Posted by くみ at 2007年11月05日 23:58
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