2007年10月26日

“DDD2”Decoration Disorder Disconnection

奈須きのこ「DDD2」です。

発売されて、購入したのは8月。
読んだのは9月。

で、記事にするのは10月(も終りに近いな)。

「2」は前編書き下ろしです。

「DDD」は、奈須きのこ作品らしく、章と時間軸が一致しておりません。

一巻、巻末の資料などを見ながらでないと多少わかりづらいところがあります。

今巻は主人公・石杖所在(イシヅエ アリカ)が迦遼海江(カリョウ カイエ)と出会い、

「はじめてのおつかい」

をした、「S.VS.S」がメインとなっております。←「DDD1」巻末参照。

前編書き下ろしです。

一巻で語られていなかった、所在と霧栖弥一郎(キリス ヤイチロウ 名前は初登場)や貫井美早(ツラヌイ ミハヤ)との関係も明らかになります。



感染者の精神だけでなく、肉体をも変化させるアゴニスト異常症、通称A異常症

人は、その「異様さ」から、A異常症を「悪魔憑き」と呼んでいる。

妹・カナタがD判定(重度)の悪魔憑きだったため、あおりをくらってA異常症専門の特別病棟「オリガ記念病院」に入院していた、石杖所在。

めでたく退院となったものの、一年半前の「ある事件」のため、両親は殺され(おそらく)、左腕を失い、白髪となり、昼間の記憶は夜になると忘れてしまい、住んでいた家は売却が決まり、生活を支える糧を得るため、所在は自分の専属監察官・戸馬的(トウマ マト)から、迦遼海江という少年の「世話」というバイトを紹介してもらう。

その頃、所在の住む支倉市では、十代の若者を中心に「SVS」という野球を簡略化した賭け試合が流行っていた。

ということで(どんなんや?)、2巻の大半は「SVS」と、それに関わったA異常症患者・「シンカー」の物語です。

賭け試合といえど、「野球小説」です。ほんとに。見事に。

野球をするのが楽しくてたまらなかった頃の、少年たち。

その後。

彼等の間に何があって、何を失ったか。

「シンカー」の境遇や、心理描写にしんみりとしてしまいます。

第3章は「FOMALHAUT」

A異常症患者「吸血鬼」改め「フォウマルハウト」日守秋星(ヒノモリ シュウセイ)の話。

第4章「Vt.in day dream」

いよいよ、最強の悪魔憑きがその気になって、世に出てくるところで終りです。

次巻が楽しみですな~。

所在は妹・カナタと麗しい兄妹愛を見せてくれるのでしょうか(笑)

其は灼熱の最高速。

不滅を矜る、灼熱の揺り籠。


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TYPE-MOON月姫奈須きのこ

「空の境界」文庫化ですって!


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posted by くみ at 17:54| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
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