執筆者は総勢36名。
有栖川有栖・伊藤たかみ・中村うさぎ・歌野晶午・角田光代・菊池秀行・五條瑛、などなどなど。
別離の手紙・恋の手紙・断りの手紙・ファンレター・頼みごとの手紙、など、
悩んだときは文章のプロをお手本に!
という本です。
しかし・・・滅多にないようなシチュエーションばかりです。
中村うさぎ「タイプだと思った相手に交際を申し込む手紙」
これはまだ、有り、だと思う。
でも
菊池秀行「霧の流れる何処かの都市(きみ)へ」
は・・・新宿に手紙を書きたくなるのは菊池秀行氏だけだと思います。
さらに
盛田隆二「読者に交際を申し込まれたが、事情があり、それを断る手紙」
は、切ない少年の恋心を断る手紙ですが・・・こんな事態に陥る作家さんがいるとは思えず・・・。
五條瑛「エイリアンさまへの手紙」
は完全にファンレターですが、相手があの「エイリアン」←映画の!
拝啓 エイリアンさま
ではじまるあまりにも熱狂的なファンぶりに、ちょっと引きます。
この人、「大藪春彦賞」を受賞している人ですが、「エイリアン」が好きなんだ・・・。
歌野晶午「亡き兄を送る手紙」
15年前に事件に巻き込まれ亡くなった兄への手紙で、無念の手紙かと思いきや・・・!!
手紙そのものがショート・ショートになっています。
作家さんはやっぱり文章が上手だな~。
さすがプロだよな~。
枡野浩一「現住所もわからない漫画家の元妻へ、「子どもに会わせてほしい」と伝える手紙
は、本物でした・・・・。
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拝啓、くみさま。
この本、ナニゲにオモシロそうなので
ポチってしまいました。
かれこれ一年半以上のおつきあいですが。
初めて。ええ、初めて。
中村うさぎとか、もの凄くありそうな
シチュエーションですやん…w
同じ題材で作家さんの色というのも
見たい気がしますな。
さすがにその企画は作家さんが嫌がるだろうけど。
とすると、いままでわたしは「面白そうな本」を紹介してなかったということですか。そうですか。
読後はぜひ「本格派音楽ブログ」にて紹介してくださいまし。
で、どうですか?
「ローゼンメイデン」
は??