2007年05月26日

“闇鏡”

堀川アサコ著「闇鏡」です。

第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作です。

良作作家を世に送り続ける日本ファンタジーノベル大賞とは?→こちらです。

著者・堀川アサコ氏は

『室町時代の風俗文化の魅力に魅了され、時代小説の執筆をはじめた』

とか。

室町・・・・珍しいかも。



京随一の遊女が惨殺された。
犯人として捕らえられたのは『女装癖』のある陰陽師。
現場には半月前に死んだはずの女がいたという。


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ファンタジーとはなんぞや??

この作品は『室町時代』を舞台にしたミステリーのようにも感じられます。

ミステリーも苦手だが、ファンタジーも苦手。
有名作品『指輪物語』や『ゲド戦記』も読んだことのないわたしです。
もちろん『ハリーポッター』も読んだことがないんですね~。

舞台が中華風だったり、平安、戦国時代になったりすると、馴染みが深いせいか(・・・)読めるのです。

ファンタジーノベル大賞の関係作家さんだと、酒見賢一氏・小野不由美氏・宇月原清明氏などはわたしにとって比較的読みやすい作家さんです。
とか言っときながら酒見氏の『陋巷に在り』は七巻で挫折しました。←大作が苦手なだけか・・・。

さてこの作品。

室町時代、南北朝の争いから十年あまり。

主人公は京の都の『検非違使』小志(しょうさかん)をつとめる清原龍雪という男。

この男。

身体も顔もいかついが、実は小心者。

幽霊やら鬼の話が苦手。

室町時代にもなると、『鬼』の存在など誰も信じなくなっているようです。

龍雪の幼馴染の陰陽寮の漏刻博士・大江義時は遊里の遊女に夢中・・・というのは嘘で、実は彼は遊女相手に『女装趣味』を楽しんでいた。

その義時が、遊里一の美姫、『笙』殺しの罪で捕らえられた。

事件を調べ始める龍雪の周りの登場人物は

検非違使の放免(下働き)、清輔と蚕児(さんじ)。

美男であるうえ有能なの検非違使判官・兼平頼貴。

兼平の妻で才気にあふれた不美人・通称『銭姫』・詮子(せんこ)。

五条の河原で死んだ女・着草(つきくさ)。

半月前から遊里で働き始めた女・着草(つきくさ)。

一人の人間が二つの顔を持つ、トリックがあちらこちらに散りばめられております。

登場人物の設定が見事です。

読みながら好意を持った登場人物が実は・・・・・というのが苦手なわたし。

わたしは美人は好きですが、賢い女の人はもっと好き。

そんなわけで、兼平判官の妻、詮子姫がとても好きだったのですが・・・・・・。

貴人の家に、不美人で賢く生まれたために、あちらこちらで噂された詮子姫。
男に生まれたならば足利を出し抜いて征夷大将軍になれたであろう、と言われた詮子姫。

そんな彼女が一世一代の恋をした。

だれも彼女を責めることはできないだろう・・・。

と思ったら、責められまくってました。

死んだ女房より、今の女房のほうを大切にしろよ!!と思ったわたし。


最後に事件は見事解決。

ミステリーに関しては、もやもやは一切なくなりますが・・・。

やっぱミステリーは「こういうところがイヤー!!」と認識してしまいましたよ。
読みなれてないからかな~?

ストーリーは面白いけど、結末はちょっとね・・・・がくし。
個人的意見は参考になさらずに。

室町時代の風俗は面白かったです。
わたしはやはり小説を読むのに向いてないな~。

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posted by くみ at 19:38| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
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