2007年05月15日

“大奥の奥”覗き見したい場所??

鈴木由紀子著「大奥の奥」

「本格派読書ブログ」と世間さまに大嘘をついている当ブログ。
本当にここんとこ「読書ネタ」がありません。

図書館に読みたい本がないんです。
リクエスト用紙に記入するのもうんざりです。
入荷するの遅いしむかっ(怒り)

あ~、わたしは仕事柄、図書館にどうやって書籍が納入されるか知ってますが、浜○はこんなに遅くない!!はず。たぶん。

掛川図書館はまだ棚に余裕があります。

わたしが埋めてやるよ!!わたしの読みたい本でな!!!

で、ふらふら歩き回って、読めそうな本を借りてきたら、こうなりました↓。

・・・・・・・・。

わたしはこうどうして、普通の小説が読めんのか!?

えと、最近、江戸時代に興味がありまして・・・つか来年の大河の予習??



本当は別の「大奥」研究本をさがしてたんですけど、無くってむかっ(怒り)

これはわかりやすい入門書です。

「大奥」

ちゃりらりらりらら~♪

常時一千人の女性がたった一人の男性「将軍」だけのために生活する場所。

千人の女子高生は想像できますが(女子高出身だから)、千人寝起きしているとなると・・・・。

恐ろしいな。

大奥での日常の生活は?

給料は?

大奥女中の階級は?

引退後の生活は?

などなどがわかりやすく紹介されています。

正室と側室・側室同士の激しい戦いは壮絶です。

ま大奥史上一の大事件となった

「絵島事件」の詳細を紹介。

絵島は将軍生母・月光院側と前将軍正室・天英院側との確執から生まれた罠にはまっただけで実は無実、であること。

無実に罪を着せられ遠流になり、二十八年の軟禁生活はどのようなものだったかが書かれています。

また伝説の大奥女中として

家光の側室「お万の方」→尼僧を還俗させて髪が伸びるまで軟禁したのは本当らしいです。それなのに「公家」の娘に跡継ぎを生まれては困る、と堕胎薬を飲ませてた春日の局は恐ろしいです。

綱吉時代に寵遇を受け(寵愛ではない)総取締役にのぼりつめた「右衛門佐」→才女なだけに「生類憐れみの例」に心を痛め、苦心した。

などを紹介。

大奥のトイレ事情まで紹介されています。

御台所がトイレに入るとき、なななんんと御中臈が一緒に入ってお尻の始末をした、というのですから、高貴な方は高貴な方で苦労があったのですね~。


最後にはやはり来年の大河の主人公「天璋院」と、「公武一和」のため降嫁させられた「皇女・和宮」の徳川家存続のために奔走した姿が描かれています。

夫である将軍・家茂が亡くなる前に宮への西陣織を購入し、その西陣織を見た和宮が詠んだ歌

空蝉の 唐織衣 何かせむ 綾も錦も 君ありてこそ

は政略結婚であってもお互い思いあっていた愛情が伝わってきます。

このような本は、いつも最後は「和宮」で締められています。

17歳で江戸へ降嫁し、22歳で夫・家茂に死なれてしまった和宮。

彼女はそのまま江戸へ留まり徳川家のために尽くすことになります。

和宮のお話はこの本のなかでは一服の清涼剤。

「大奥」って覗き見するぐらいがちょうどいいです。

権威をもった御年寄なぞは、策謀のすえ老中まで蹴落としてしまうたくましさです。

「大奥」を「男の一大ハーレム」などと夢見るのは甘いですよ。


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ラベル: 歴史
posted by くみ at 06:05| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(日本史・世界史・古典など) | 更新情報をチェックする
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