2007年02月20日

“彼等”ただ一度きりの時間。

長野まゆみ著『彼等』です。

凛一シリーズ三作目。

あれ??このまえ『碧空』の記事書いたのはいつだっけ??

第一作『白昼堂々』が→1月20日

第二作『碧空』が→1月22日

あれ??1ヶ月たってしまっている・・・。
何、のろのろしてんだ!?

彼等
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華道・天海地(たかち)流の跡継ぎ、凛一は高校三年生になった。
志望する大学は京都のK大。
亡き父の出身校でもある。
そして、凛一の想う人、氷川享介は京都・明倫館大学の二回生になっていた。

亡き母の歳の離れた弟・千尋は、いままで凛一の親がわりのつもりで世話をやいていてくれたが、結婚し、いままでのように凛一も悩みを打ち明けることができない。

かわりに登場するのは千尋と同い年の異母兄弟・千迅(ちはや)。
千迅は凛一の母方の祖父の庶子だが、実は天海地(たかち)流の教授各で、凛一の父の直弟子だった。

彼は、凛一の才能も資質も、凛一の亡き父・晟には遠く及ばないとはっきりと公言している。

この男、才能を持ちながらも、それが過ぎ、道楽に走るタイプ。
だが、庶子と生まれたせいか、相手の望むことをすぐに見抜き、そのくせ自分からは相手に何も要求しない。


氷川との仲はあいかわらず。
凛一は氷川への気持ちを隠そうとしない。
氷川はそれに気がつきながらも、友達のように振舞う。

いや男友達同士なら普通はキスまではしないか・・・。

というわけで二人の仲はキスまでです。
それ以上でもそれ以下でもない。

そんな日々に突然、大事件が起こる。

凛一の母方の従弟・正午(まひる)が心を病んでしまうのだ。
正午は「もう二度と人を信じたり好きになったりしたくない」という。

この正午の事件のあと、凛一は正午の秘密を抱え、正午は凛一に当たり、心身疲れてしまいます。

しかし、そのことで凛一の心の長けが伸びたようにも感じます。

ま、しかし、誤解が誤解を招いたり、いろいろあるわけです。←ものすごい省き方・・・。

氷川もまた、凛一との関わりに意味を見出そうとする。

シリーズの起承転結の、まさしく『転』なのがこの本です。

この一瞬は容赦なく過ぎていく。


この本の最後のほうで書かれている言葉です。
彼等が一緒にいられる時間は、一生のうちのほんの短い時間だと、感じさせられます。

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posted by くみ at 22:28| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(長野まゆみ) | 更新情報をチェックする
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