2007年01月22日

“碧空”

長野まゆみ著『碧空』です。

1月20日に書きました『白昼堂々』の続編です。

碧空
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長野 まゆみ
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この本が発売されたときは「嬉しい」というより戸惑いました。
『白昼堂々』が完結しているものだと思っていたため、続編は不要なのではないか?と思ったのです。

が、しかし、読んでみたら

新たに、たいそうわたしが好きなタイプの人物が登場しまして、

ええ、面白かったです。

何もわたしは「容姿端麗・頭脳明晰・最強無敵」な人ばかり好きなわけではありません。
それでも「容姿端麗」と「頭脳明晰」は外せませんが。←・・・。
どこかしら「不安定」な人で、ちょっとワルが好きなのです。
実際いたら嫌な人かもしれません。

ともかく、この作品は『文学』ですから!!!

華道の家元の跡継ぎ(凛一)とアメリカンフットボールのエース(氷川)の出会い。
その続き。

『白昼堂々』で京都の大学へ進学することを決めた氷川。
高校生になった凛一は、離れた氷川に思いを寄せながら暮らしていた。
ある日、写真部(凛一は高校では写真部)の部室で有沢改(ありさわかい)という帰国子女枠で編入してきた2年生と出会う。
有沢は横柄な態度で凛一に「モデルになれ」と言う。
有沢が帰国したのには理由があった。

そう、この「有沢改」がわたしが大好きな人物です。
凛一にいきなり横柄な態度で接し、構うかと思えば突き放す。
容姿端麗・頭脳明晰な彼ですが、神経質でどこか不安定。
彼は心臓に疾患を抱えていたのでした。

ま~、この作品を読んでいる知人たちからは「間男」扱いされてましたが。
でも、わたしは彼が好きなんです!
凛一、ノーマル嗜好の氷川より、どっちでもOK(・・・)な有沢を選べばいいよ!!!と思ってました。

凛一は有沢に惹かれます。
でもその感情は氷川へ向けるものとは違う。

どうしようもないことってありますよね・・・。

有沢は最初から一時帰国の予定でした。
だから「深く関わらない」という前提があった。
彼の趣味は「写真」ですが、その被写体にはテーマがあります。
「表層」
彼は目に見えるもの以外は何もない、と語ります。
自分の不安定で弱い身体を肯定できない彼のこだわりです。

有沢に心をかき乱されえても、凛一はやはり氷川を思います。
結構難儀な性格です。

物語は『彼等』へと続きます。

碧空 (集英社文庫)
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posted by くみ at 23:28| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(長野まゆみ) | 更新情報をチェックする
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