2007年01月09日

“天体議会(プラネット・ブルー)”

長野まゆみ著「天体議会」です。

最近、また本が増えてきまして・・・(ブログはじめてからは買う本も増えましたし)ちょっと、本棚に入りきらなくなってきました。
しょうがないから『押入れ行き』です。
その『押入れ』のディ○スで買った『押入れ収納用本棚』もすでにヤバいんですが。
ま、片付ける前にネタにしとこうか?と思いました。
職場復帰する前にキレイな部屋にしておきたい!!

以前、長野まゆみ氏の本は片っ端から集めて読んでました。
かなり処分(ブック○フ)したのですが、まだ残ってまして、この本はその一冊です。

ちなみにわたしの持っている本は1991年第三版の単行本です。
これは↓文庫版。


天体議会 (プラネット・ブルー)
河出文庫
著者: 長野まゆみ
ISBN:4309404243
本体価格 420円 (税込 441 円)

当時、長野まゆみさんの本は地元にはあまり置いてなくて、わたしは浜松の『とある本屋』でいつも買っていました。
その本屋さん、長野まゆみさんの本が常にそろっていました。

まさかその本屋で働くことになるとはな!!!

因縁・・・・??

人口の激減にともなって連盟(ユニオン)が人口管理するようになった社会。
“母”のあり方は大きくかわり、少年・銅貨(どうか)の家族は育ての父と、産みの母と、産みの母が同じで血のつながりがない兄・藍生(あをい)17歳の4人だ。
母は銅貨を産んだだけで、血のつながりはない。そのため家を空けがちである。
父は数年前から南へ赴任し、実質、兄弟二人で暮らしていた。
銅貨の友人・水蓮(すいれん)は祖父と二人暮らし。
二人は中等級の第四学級で13歳。

天体と鉱物が好きな二人は、ある日、行きつけの店『鉱物倶楽部』で自動人形(オートマータ)のような少年と出会う。

その少年は、どうやら銅貨の兄・藍生と顔見知りらしい。
銅貨にとって、兄は見当もつかない人間だ。
最近、外泊気味の兄の秘密とは・・・?

ありえない世界のありえない話です。

まず、『少年』しか登場しない。
大人の名前は出てこない。
長野まゆみさんの初期作品の特長です。

銅貨と水蓮の友情、銅貨と兄との関係、謎の少年。

それらが長野まゆみさん、独特の文体で進みます。
長野さんの文体は初期と現在とではかなり『違い』があるそうです。
彼女が手書きで原稿を書いていた時代とワープロ・PCになってからでは違うということですが。
今、1999年の作品と比べてみましたが、初期のほうが『かなり』漢字が多いようです。

その漢字使いが独特です。

雪雲の拭われた天蓋は、洋墨(インク)のように濃く透明だ。その深遠に、天河(てんが)が鏜々(とうとう)と流れている。目の覚める白金(プラチナ)の煌(かがや)き。


この文体が大好きでした。
どこか宮沢賢治を思わせる漢字使い。
宮沢賢治氏の影響を受けたと長野さん本人もおしゃっていました。

初期の作品・・・どこまでが初期の作品なのかまったくわかりませんが、『少年アリス』『野ばら』『夜啼く鳥は夢を見た』『魚たちの離宮』『夜間飛行』などなど、全部、単行本で持っていました。
装丁が美しかったからです。
コレクションと言ってもよかった。
昔のわたしはお金があったんだな~。

だいぶ(いや、ほとんど)手放してしまいましたが、この『天体議会』はずっと手元に残っていました。
今でも大好きな本です。

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posted by くみ at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(長野まゆみ) | 更新情報をチェックする
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