2006年09月29日

“沙門空海唐の国にて鬼と宴す”空海さま、大活躍!!!

夢枕獏氏といえば「陰陽師」を思い浮かべる方が多いでしょう。
確かに「陰陽師」は面白いです!!
NHKで稲垣吾郎ちゃんが安部清明を演じた「陰陽師」も面白かったです。
映画の「陰陽師」も面白かったです。
は〜映画、第三弾つくってくれないかな〜。

ところで、私の友人に夢枕獏氏の大ファンがいます。
著書、全部持っていると思います。
で、彼女に言わせると

「夢枕獏の代表作はキマイラ!!」

え?キマイラってまだ続いているの??
続いているんです。
「キマイラ吼シリーズ」第一弾「幻獣少年キマイラ」がソノラマ文庫から発売されたのが、げっ!!

1982年exclamation×2

時の流れに軽くめまいが・・・・。

友よ・・・アンタ、すごいよ・・・。
ま、そんな彼女は、昨夜はおそらく徹夜で「九龍」(あ、ゲームです)の新作に挑んでいたことでしょう。

そんな彼女がススメてくれた本がこちらです↓。



ススメてくれたのはいいが、なかなか手を出す気になれませんでした。
だってね、「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」、厚さ3センチ!!(約500P)で、全4巻なんですよたらーっ(汗)

読んだのは今年3月に「休職」したときです。
そんな時間でもないと、とても私には読めません・・・。

しかし、秋の夜長に大作を楽しみたい!!という方にはオススメです。

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西暦804年、遣唐使として派遣された若き「空海」と、その友人の留学生「橘逸勢」。
三筆のうち二人が主人公です。
三筆とは「嵯峨天皇」「空海」「橘逸勢」です。

その「空海」には密かな野望があった。
「密」教の真髄、すべて己に取り込むということ。
それもなるべく早く!!
空海さんは「天才」なので、さっさと会得して日本に帰りたいワケです。
言葉もペラペラです。

まず洛陽にて、しゃべる「黒猫」とこんにちは。
「黒猫」さまと世界について語り合う。
植瓜の術を使う方士「丹翁」(要注意)と一問答。
植瓜の術というのは、見ている間に瓜が芽を出し、成長し、実ができる、という見世物です。

彼らが長安に入ってまもなく、唐の順宗皇帝は瀕死の病に臥せることとなる。
その原因とは??

実は清明の使う「呪」と空海の使う「術」との違いがさっぱりわからない私。

ま、わからなくても読めます。

二人は、さまざまな人物と遭遇し(ものすごいスルーだ)、そのうち唐の国家の「機密」に行き当たる。

それは彼らが長安に入る約50年前のこと。

「玄宗皇帝と楊貴妃の秘密」だった。

玄宗皇帝、楊貴妃、安部仲麻呂、大詩人・白楽天、高力士、安禄山など、歴史上の人物がじゃんじゃん登場します。

え〜、何故、玄宗皇帝が息子の妃であった「楊玉環」(楊貴妃の本名)を見初めることとなったか?

何故、「楊玉環」が産まれたか?

何のために産まれたか?

どうやって?

唐の国を「楊貴妃」によって倒そうとする、陰謀(しかし私怨)の正体。

「楊貴妃」が味わったであろう、恐ろしいほどの苦痛と孤独と絶望。

次々と明かされていきます。

あ、そうそう空海さまと逸勢のやりとりは「陰陽師」のあの二人にそっくりですが、微妙に違います。

当時の長安は人口約100万人。
そのうち異国人が1万人いたそうです。

異国人であろうと、才能があって、試験に受かればバンバン出世していく。
安部仲麻呂もそうですね。
ものすごい先進国。

空海さまと逸勢も、ペルシャ人のお姉ちゃんのいる飲み屋によく行ってます。
アレか?キャバクラ??違うな・・・。

この本、確かに面白いんですが、難点があります。
話がどんどん大きくなっていくので、どこで一区切りつけばいいか、わからなくなります。
で、一度やめると、もう一度、前後確認が必要です。
それが500P×4です。

だいぶ省いてみました。
長いので。

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驚愕の真実が!!↓。

完結!!!
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posted by くみ at 22:52| Comment(8) | TrackBack(2) | 読書(文芸・評論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわ、キマイラまだ続いてるんだ!
むかーし昔に10巻くらいまで読んだような。
でも若くないと読めない気がするなあ…
「沙門空海」くみさまのレビューで興味を持ちました…
が。
読んでるヒマがあるのか、と。根気があるのか、と。
くみさまたくさん読書なさってホントにえらいわ…
Posted by ぽるきち at 2006年09月30日 00:09
ぽるきちさま

いえいえいえいえ。
若い頃、20代前半よりはだいぶ落ちています。
大体、私が書いているものは以前読んだ本が多いのです。
しかも、昔買って読んだ本で、BOOKなオフにもっていってしまったものが多く、それをまた図書館で借りてきて確認、するという回りくどいことをしています。
今年は休職していたので、結構読んでます。
が、本屋には私以上のつわものが山ほどいますです。
それはそうと、この本は面白いですよ。
長いけど。
しかも重いけど。
私は「キマイラ」は一巻で挫折しました。
Posted by くみ at 2006年09月30日 00:15
私も「陰陽師」見てましたよ。
吾郎ちゃんも良かったけど、本上まなみさんの蝶の化身役も好きだったな〜。
Posted by しずか at 2006年09月30日 08:49
しずかさん

本上さんは「陰陽師」の愛読者で、役の話が来たとき、とても喜んだそうです。
N○Kの「陰陽師」は原作や映画より、喜怒哀楽がはっきりしていて、それがまた良かったです。
ビデオにとっとけばよかったな、と思います。
Posted by くみ at 2006年09月30日 14:52
楊貴妃と玄宗皇帝は何だか昔から興味があります。
中国の歴史物苦手なはずなんだけどねー。
不思議な縁で結ばれているのかしら・・・☆
Posted by ゆうこりん。 at 2006年10月01日 18:43
ゆうこりん

不思議な縁で結ばれいると思って是非!!
あ〜でも、この本、ほんとに長いのよ・・・。
この本の楊貴妃はちと悲しい存在なの。
ところで、ゆうこりん!
バトンに気がついてくれたかな??
Posted by くみ at 2006年10月01日 18:59
気づきませんでした!
読んでいるはずなんですが・・・
長くて〜(ウソ)

ごめんなさい!
頂いて帰ります♪
Posted by ゆうこりん。 at 2006年10月01日 20:34
ゆうこりん

長いから・・・・・・。
そっか・・・・。

なんてな!!
バトンは強制力はないから!!
Posted by くみ at 2006年10月01日 21:07
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Weblog: 大好きだよ
Tracked: 2006-10-30 20:59

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