2006年07月29日

“くぐつ小町”

小倉百人一首九番

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

小野小町の歌です。
日本の美女の代表みたいな人ですが、その生涯は定かでないそうです。
仁明帝の更衣「小野吉子」ではないか?という説があるそうです。
髑髏伝説もあります。
晩年落ちぶれて、地方へ下り、死んだ。
私、死体が犬に食べられている絵を見たことがあります。
母方の祖父の蔵書のなかにありました。
ま、謎が多いほうが、「美女」っぽいですよね。


小倉百人一首十一番

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出出ぬと 人には告げよ 海人のつり船

参議篁の歌。
小野篁のことです。
この人も伝説があります。
「野狂」と呼ばれたといいます。
雅やかな時代ですから、これは悪口。
あの世とこの世を自由に行き来する、地獄の冥官とか言われてます。
あと、異母妹と恋に落ちたとか、いろいろ噂の多い人。
遣唐副使を断ったせいらしいです。

二人とも「小野」。
小野妹子は二人の先祖らしいです。

で、小町は篁の孫、または娘といわれています。

で、そんな伝説をミックスしたのが↓こちらです。



くぐつ小町
加門七海

加門七海さんといえば大江戸魔方陣が有名ですが、それはまたいつか。
って読んだことありますが、図書館にないんですよ。
読んだ本でも、確認しながら出ないと、記事が書けんのです。

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隠岐に流された小野篁。
二年のときを経て、京の都に戻ってきた。
小野の屋敷は大内裏の坤。宮城の死門。
それが小野の宿豪である。

彼には娘がいた。
名を「小町」

彼が二十歳の頃、恋をした相手は異母妹であった。
彼女は彼の子を宿したまま死んだ。
彼女は罪の深さと、後生への望みから死を望んだ。
篁はそれを許さなかった。

篁は彼女の魂魄をこの世に残し、形代に。

それが「小町」

しかし、篁は生ある人。
篁なきあとも「小町」の魂はこの世に。


古文調の文章でなれるまでに時間がかかりました。
しかし、この話はこの文体でないとあらわせないんだなぁ。


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これだけ、書くのにいっぱいいっぱい。がくし。


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posted by くみ at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
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