2006年07月27日

“聚楽 太閤の錬金窟”

読んだばかりの本をご紹介するのは初めてかもしれません。

宇月原清明氏の本をね、ずっと読みたいと思っていたのですよ。
直木賞の候補作安徳天皇漂海記も面白そうだったし。

で、「信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」、これは日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
しかしだ。
今の私には「舘」の印象が強すぎる。
「舘」でアンドロギュヌスを想像したら・・・げろ。
で、パス。

コレを手にとってしまいました。



宇月原清明
聚楽 太閤の錬金窟(グロッタ)

面白かったです。
面白かったですけどね。
ちと、問題がありました。


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孫七郎は「本能寺の変」以来、夢を見るようになった。
十五で河内二万石の領主である。
見る夢は落城する城。
一面の炎。
そして、聞いた覚えがないはずの子守歌。

枕元に立つ曾呂利新左衛門が告げる。

「湖北、小谷の城」

と・・・。

何故?自分が見たこともない城の夢を見る!?

孫七郎は曾呂利のあとについていくしかなかった。

孫七郎・・・後の関白秀次である。





時をさかのぼること天正十年。
毛利攻めの最中の秀吉に黒田官兵衛が告げる。

「件」(くだん)が産まれたと。

「件」。
戦乱の世に産まれる、人の顔を持つ牛。
先を読み、すぐ命を失う。

「件」は告げる。

「ノブナガハシヌ」
「ミツヒデ」

これによって秀吉は大返しを実行した。

そしてひとりで聞いた「件」の予言。

「コハウマレヌ」



ならば、茶々の産んだ子は誰の子?



秀頼が生まれてから、誰もおとづれなくなった聚楽第。
その地下にソレは存在した。
錬金窟。

その謎を探る蜂須賀党と服部党。
謎を握る異端審問。
カタリ派。
グノーシス主義。

ひたすらシリアスにいきたかったのですが限界です。

秀吉と家康が、どーしても

柄本&西田で浮かんでくるんです!!!

で、笑っちゃう。
しかもハマる!!!
刷り込みって恐ろしいですね。

でも幸いなことに淀や秀次はあのキャストでは浮かんできませんでした。
信長さまとお市さまもセーフです。
よかった・・・。

さておき、ものすごい設定があります。

お茶々と秀次が○○○!!!

嘘ーーーーーー!!!

ありえない、ありえない、と思いつつもありかも??と思ってしまう設定です。

私、「ダヴィンチ・コード」は読んでないんですけど、カタリ派って出てくるでしょうか?
マグダラのマリアを正当なキリストの後継とし、マリアがキリストの子を産んだとする教えを守る一派です。
カトリックに激しい弾圧を受けたという。

それにしてもすごい話!
引き込まれる妖しい世界です。

一言でいうなら

「異形」

なんか、頭が混乱。
でも、面白い!!
読み応えばっちし!!の600P!!!

疲れたよ。
どんどん読めるけど、どこで切ればいいか、悩むのね。


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↑文庫も出てます。









posted by くみ at 23:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(宇月原清明) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何だか面白そう!
きっと私も柄本&西田が頭にしっかりインプットされてますから、くみさんと同じく浮かんでしまうでしょうね。
Posted by しずか at 2006年07月28日 15:50
しずかさん

面白いですよ!
ボリュームありますが、わりとするする読めました。
私の場合、柄本&西田はもちろんのこと、黒田官兵衛=斉藤洋介もヤバかったです。

この本の秀吉はやはりお市さまラブです。
Posted by くみ at 2006年07月28日 18:51
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