2006年07月16日

“千年の黙 異本源氏物語”紫式部は名探偵!?

あう〜この本も返却せまってるんです〜。
とっくに読んでしまって、ネタにするためにまた借りてきたんです。
この本は「第13回鮎川哲也賞受賞作」です。

鮎川哲也賞とは→こちら。

ミステリー苦手なんですけど「源氏物語」と名がついてるからには読まなければな!!と読みました。

おもしろいです。猫

でも記事にするのはな〜どうしようかな〜?と思っていました。

だってかっぱ姉さんが某タウン誌に書いたレビューが完っ璧だったんだもんexclamation×2

あ、怒られそう・・・。許して。ほめてるんだよう!

でも貧乏性な私はネタにすることにしました。

こちら↓です。



紫式部は探偵役、といってもこの物語では最後のほうで宮仕えにでるのですが、物語を体感していくのはお付の女童あてきです。



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紫式部の名は「香子」だという説があります。
当時の女性の名前は表に出るものではなかったので、資料があまり残っていないんです。
「香子」をどう読むかも不明です。
この作品では「かおるこ」と呼んでいます。
私もそうじゃないかな?と思います。
娘の、後の大弐三位(だいにのさんみ)は「賢子」。
これは確からしいです。
古文学上「けんし」と読まれるのが普通ですが「かたいこ」と呼ばせています。
私も「かたいこ」がいいな、と思います。
だいたい、わたしは「定子中宮」も頭の中では「さだこちゅうぐう」と頭のなかでは勝手に呼んでました。


「中宮定子」が第二子出産の頃、一族は没落し誰も後ろ盾がいない状態でした。
「不遇」な女人とされることも多いのですが、「中宮定子」はそういうことを、どうも考えないタイプだったらしいのです。
「中宮定子」の女房だった清少納言の「枕草子」(もちろん現代語訳で)を読むと、うらんだりひがんだりがなかった人らしいと思えるのです。
出産を間近にひかえ後宮を退出しなければならないのですが、だれも中宮を引き取れません。
結局「中宮職」(ちゅうぐうしき)の「大進」(たいじん)従六位相当の平生昌(たいらのなりまさ)の屋敷にお下がりになりました。
そこで帝(一条帝)の愛猫「命婦」猫が行方不明になります。
この猫「命婦」猫。枕草子にも出てくるんですが、三位の位をもらって、人間の乳母もついてたらしいですよ。

親馬鹿にもほどがありますよ主上!!

その猫の探索に紫式部の夫、藤原宣孝も狩り出されるのですが・・・。

とこれが前編の「上にさぶらう御猫」です。

次が「かかやく日の宮」。
もともと源氏物語には「桐壺」と「若紫」のあいだに「かかやく日の宮」という巻があったのでないか?といわれていました。
この物語では実際に紫式部は「かかやく日の宮」を書いています。

「かかやく日の宮」はどこにいってしまったのか?

ミステリー!!

そうそう、この話に承香殿女御元子が出てきます。
異常出産をしたため、それを恥ずかしく思い、後宮に滅多にあがることのなかった女御です。
この本読んで、へー!?と思って、ちょっと調べてへー!?と思いました。

「中宮定子」は藤原道長により「皇后」にされ、道長の娘「彰子」が中宮になります。
ま、皇后のほうが位が上っていえば上ですが、中宮がいれば皇后なんて必要ないのにされてしまったんですね。

でも、しあわせは「位」ではないですよ。
元子がそうだったように定子もそう思ったのだとおもいます。

最後に紫式部は作家としてのプライドを見せます。
作家にとって自分の書いたものがどんなものであるか。

全部ばらしちゃおもしろくないんでやめときます。

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これで、この本も返却できる。



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posted by くみ at 18:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(森谷明子) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
森谷明子さんは図書館が舞台の『れんげ野原のまんなかで』も面白いですよ。くみお姉さま(あくまで言う)には王朝ミステリーの『七姫幻想』のほうがお好みかなー。
大崎梢さんの新刊書店が舞台のミステリー『配達あかずきん』もお薦めするであります!
Posted by かっぱ at 2006年07月16日 21:59
かっぱさん

『七姫幻想』いまここにあります。読みました。
返却期限過ぎました。
ネタにしようか迷ってます。ちょっと説明しずらいなぁと思って。
私、ミステリー苦手なんで『七姫幻想』くらいがちょうどいいです。
かっぱさんのおすすめも手にとって中身を見てみたいですね〜。
私、最初の1Pで決まるので。
で、何!?お姉さま!!お姉さまはそちらでしょ!!!って醜いかしら、私たち。
Posted by くみ at 2006年07月16日 22:24
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