2006年07月15日

“末世炎上”

誰か、歴代天皇系図とその皇后、中宮、女御、更衣、側室が出身まで詳しくのっている本かサイト教えて下さい。
もう、平安時代ややこしくてかないません。

私のいままでの本の記事の書き方。
以前読んだ本を、もう一度読んで書く。

自分の本だったものは処分していることが多いので(←ものを溜め込むのが嫌い)、図書館で借りる。
図書館で借りた本は、もう一度図書館で借りてくる。
効率悪い。

で、借りてきた本の返却日が迫っています。
私、返却日をすぎるのはどうしてもイヤなんです!←神経質。

そんな返却日を明日に控えた本がこちら↓。

末世炎上
末世炎上
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諸田 玲子
講談社
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地元の新聞、朝刊が現代小説、夕刊は歴史小説なんです。
夕刊でずっと読んで、本が発売されてから図書館で借りて、また借りて、これで読むの3度目。

舞台は平安京、後冷泉帝のころ。
世の中は末法思想。
京の都は付け火が横行していた。

主人公は三人。

■橘音近(たちばなのおとちか)・・・衛門府の大志(だいさかん)。大内裏の御門の警備をつとめる役人。正八位下。妻にも娘二人にも出世しないのを馬鹿にされる31歳。
なんだか現代のサラリーマンのようでもある。

■在原風見(ありわらのかざみ)・・・名門在原家御曹司。在原業平の子孫。今業平と呼ばれる美少年。母はやり手後宮女官、父は中宮職の亮。出世しか考えていない両親に批判気味。悪友たちと都でやりたい放題の16歳。
これも今の若者っぽいな。

■髪奈女(かみなめ)・・・貧民街でたくましく暮らしている少女。言葉も動作も乱暴だが、都一の髪をもつ、人目をひく美貌の持ち主。15歳くらい。ある事件で記憶喪失になり、その後出てきた人格は「吉子」(きちこ)。彼女と「吉子」にどんな関係があるのか?

都に付け火が横行し損な役回りの音近は、ある夜行き倒れの娘を拾う。
どう見ても貧民の娘は自分のことを「吉子」と名乗った。
一方悪たれ仲間が都で付け火をしているのを知っている風見は、忍び込んだ大内裏で殺人を目撃。その後、付け火は自分の仲間だけが起こしているのではない、と知る。

後冷泉帝の乳母のひとりが大弐三位(紫式部の娘)。
後冷泉帝の御世の東宮が尊仁親王。父は後朱雀帝、母は皇后禎子内親王。外戚に藤原氏をもたない尊仁親王は藤原氏におされ気味だった。

皇位継承に二百年前の応天門事件がからみ、謎の怪しい坊主まで登場。

「SFでミステリーで歴史もの」です。

え個人的に源氏物語とか枕草子とか好きなんですが、そういう作品にでてくる貴族は殿上人(五位以上と六位の蔵人)ばかり。
でも貴族の位はもっと下まであって、そう人がどういう暮らしをしていたのかわからなかったのですよ。
この本の主人公音近は八位。
貴族といっても暮らしは大変!!
庶民としては大変、好意が持てます。

あ、髪奈女に出てきた人格「吉子」はなんと小野小町ですよ。
どうして髪奈女に憑依したのか??

ちょっと気になりませんか?

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posted by くみ at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(諸田玲子) | 更新情報をチェックする
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