2006年06月21日

“出雲の阿国”天下一の女。

N○Kでドラマ化された「出雲の阿国」。

菊川怜ちゃんがとても良かったです。
私は彼女は演技の上手な女優さんだと思います。
ドラマがよかったので原作を読みました。


出雲の阿国(上)改版
出雲の阿国(上)改版
中公文庫
著:有吉佐和子
本体価格895円
ISBN4122040809

「出雲の阿国」は『歌舞伎の創始者』といわれる女性です。
生没年不詳。
もとは出雲大社の巫女神楽の巡業(?)で都に出てきたのが最初とか?
謎の多い女性です。

が物語は楽しめば良し。

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京に出た阿国は、水を得た魚のように自分の踊りをつかみ始めます。
恋をし、恋にやぶれ、また恋をし、それさえも踊りへの情熱と鳴るのです。
彼女の評判はどんどんあがり、高貴な人々にも踊りを所望されるようになります。

淀君、後陽成帝女御近衛前子、結城秀康。

結城秀康は彼女の踊りをみて

「この女が天下一であるのに、自分は男と生まれながらついには天下一になることかなわず」

と言って笑って泣いたそうですが、この話は本当なのかもしれません。

結城秀康は徳川家康の次男です。
兄信康が織田信長に切腹を命じられてからは、当然彼が家督を継ぐとおもわれていました。
それを豊臣秀吉が「養子」にと所望します。ま、人質ですが。
秀吉の養子のなかでも器量すぐれた彼でしたが、結城家の養子にされてしまいます。
その後徳川家が幕府を開いたとき、彼は継承者として指名されませんでした。
徳川家康は彼を養子に出したときから、彼とは決別していたらしいのです。
跡継ぎは秀忠に決まり、実質長男であった彼は徳川家を継ぐことは出来ませんでした。


阿国の消息は江戸城で踊りを披露してから、不明になっています。

小説では出雲に戻り、自分の父母の出身地であった鑪(たたら)で踊りを披露します。

「そもそもこれは出雲の国、大社に仕え申す国と申す巫女にて候。この度、都より下がり候いて、父母の生まれし鑪にまかり出で、歌舞伎踊りを初めばやと存じ候」

その後彼女は姿を消します。

すべての情熱を踊りにかけた生涯でした。

出雲の阿国(下)改版
出雲の阿国(下)改版
中公文庫
著:有吉佐和子
本体価格895円
ISBN4122040817

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ラベル: 戦国時代
posted by くみ at 23:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この前、 結城秀康の生まれた家へ行ってきました。何枚か写真を撮ったので、また記事にしたいと思っています。
Posted by しずか at 2006年06月22日 22:02
しずかさん

コメントありがとうございます。
なんと!結城秀康の生家!
まだ残っているんですね。
Posted by くみ at 2006年06月22日 23:01
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