あのね、
成功ハウツーとか、メソッドがどうたらとか、投資と消費がなんたらとか、ポジティブシンキングとか、向上心がとか、スキルアップしろとか、
疲れた。
いえ、疲れたって発言していいものか?ってな生活をしているんですけどね。
世の中の人間、それほど人生に夢も生きがいも贅沢も成功も、望んじゃいないと思うのですが・・・。
だって生活していくだけで精一杯じゃん?
パトラッシュ、僕、もう眠くなっちゃったよ・・・。
わたしが、こんなときホッとするのはこの本↓たち。
「いたい、いたすぎる」という意見もありますが・・・。
そうかな~??フツーだと思うよ。
すーちゃんはカフェで働いている34歳。
低収入、恋人なし。
憧れの上司は、同僚と結婚してしまう。
変わらなくちゃ「幸せ」になれないの?
そう呟きつつ、毎日が過ぎていく。
すーちゃんのお友だち・まいちゃんは美人。不倫中。
仕事は営業。毎日残業。休日も仕事。
24歳の不細工よりは、34歳の美人のほうが女の価値はあるんだからね!と考えてしまう自分が嫌。
すーちゃんの独り言も、まいちゃんの独り言も、この2人の会話も、「あるあるあるある」と思うことばかり。
前々職の事務所にいたとき、わたしより若い女性はまったくいなかった(姥)。
月に3日ほど、別部署の事務所から顧客のチェックをするために通ってくるコがいた。
わたしより7歳くらい年下。
彼女は、オヤジ2人に囲まれた職場にいて、話し相手がまったくいなかった。
ということで、わたしたちはたまにメールしあったりしてた。
彼女の悩みは、「趣味がない」「何か始めたい」ってことだった。
彼女はバリバリのGLAYファンで、ライヴも遠くまで行ってて、わたしは、趣味あるじゃーん、と思ってたんだけど。
彼女は「パート」だった。
短大を卒業してから、ずっとそこで働いていて、その部署では誰よりも役に立っていた。
彼女のいた部署は、ちょっと営業的に微妙(というか、もうダメというか)な部署だった。
彼女は自分の立場が不安で、変わりたかったんだろう。
わたしが退社を余儀なくされたころ、同じく彼女は会社を辞めた。
彼女はいま、何をしているんだろうか?
連絡絶えちゃったな・・・。
ところで、すーちゃんの独り言、
お風呂にアロマキャンドル浮かべてみたけど、癒されているのかちっともわかんない。
というコマにはシンパシーを感じた。
「癒し」ってよくわかんないのよね~。
「結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日」では、すーちゃんは35歳になってます。
カフェの店長になって数ヶ月。
責任は重くなったが、給料があがるわけでもなし。
仕事は好き。真面目にやっている。コツコツ続けいけたらと思っている。
結婚の予定なし。老後は不安。
すーちゃんの友人、まいちゃんは、バリバリの営業ウーマンだったけど、いまは無職の妊婦さん。
おだやかで幸せな日々。
だけど、どこかで、もう何も選べない人生になってしまった?と思っている。
さわ子さんはもうすぐ40歳。
勤続17年。経理。
恋をしたい、というよりも、男が欲しい。
出産のリミットは確実に近づいているのに、まだ現実じゃない気がしてる。
みんな不安はあるんだな~。
この作品のいいところは、結論が何も出ていないところ。
不安があるからって、前向きな方向へ動き出す、とかそういう描写はなし。
あとは読者にお任せってことです。
さわ子さんとお母さんの会話がリアルすぎました。わたし的に。
さわ子さんのお母さんは、おばあちゃんが亡くなったら、将来マンションを買って一人で暮らす、と言う。
さわ子もマンション買いなさい、足りない分は自分でなんとかしなさい、と言う。
あの家では広すぎるわ、と。
あぁあああああああ~~~、我が家も中途半端に広すぎるんだよな~~~。←普通の家です。
庭も中途半端に広いです。
しかも古い土地柄なので、いまだに「おひまち」があります。←廃止にならんものか・・・。
先日、母とそういう会話になりましたら
アンタが“もし”結婚したら、と思うと家と土地を手放すのはもったいないと・・・
そう言われました。
“もし”って・・・。
0%に近い可能性をアテにするのはやめよーよ、お母さん・・・。
わたしがこの本を読んでホっとするのは、ひとりの女性の毎日をダラダラ描いたマンガだから。
問題は解決されることなく、流されていく。
それでいいじゃんって思います。
なんでも解決すりゃいいってもんじゃないってば。
こういう作品、苦手な方もいらっしゃると思います(他人の弱さを認められない人っているからね)。
わたしは好き。
Amazon.co.jp→すーちゃん・結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日
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ラベル:コミック
34歳の美人のほうが女の価値はあるんだからね!
これは禿同でございます^^
「おひまち」とは、初めて聞いた言葉なのですが、
どのような物(こと?)なのでしょうか?
チケットゲット、おめでとうございます(^O^)/
>禿同
そ、そうなんですか?やっぱ!!
ただね~、オンナとしてはフクザツっす。
35歳すぎたら出産は「高齢出産」なワケで、リスクがひじょうに大きくなります。
だから、出来れば34歳までにはなんとかしておきたかったな・・・とか思うんですよね~。
もう、遅いですが。
>「おひまち」
ご存じない!?
そうですよね~。
えと、コレを理解するには、まず「組制度」を理解してもらわねば。
「町内」のなかに「組」があります。
単位は10軒以下です。
つまり、隣近所、お向かいです。
「組」の団結力はめちゃくちゃ強く、厄介です。
家の事情など、ほぼ筒抜けです。
お葬式などがあると、すべての雑用は、親族ではなく「組」が取り仕切ります。
例・受付、お茶出し、香典返しの管理、など。
病人が出て入院すると、「組」からお見舞い金が出ます。
出産、結婚などお祝い金も出ます。
その「組」の慰労会が「おひまち」です。
「組」での最重要行事です。
11月に女性、2月に男性が行います。
場所は、当番制で、各お宅です。
時間は夕方から深夜まで。
男性は飲んで騒ぎ、女性は食べて噂話です。
我が家、今年、当番でした。
当番になると、その人数分の料理の手配、お酒の手配、お菓子の用意、などしなければなりません。
気を使うのです(つかメンドー)。
あと、神社の御札を用意します。
「おひまち」は漢字で書くと、「お日待」です。
「庚申信仰」と関係あるので、実は「神事」です。
この「おひまち」が行えない家が、ま、いわゆる「村八分」ってことに。
>チケット
ありがとうございます!!
ライヴハウス久しぶりなので、ちょい不安です。
そういや、まだ「F」の前売り券手に入れてないですよ。
静岡では一館でしか上映がないので、初日は諦め、24日当たりを狙おうと思います。
あ、そうそう
「劇場版マクロスF虚空歌姫(イツワリノウタヒメ)GUIDE B (ロマンアルバム) (大型本) 」
は、豆州さんやわたしレベルでは必要ないっすよ。
ランカのオフィシャルブックは明日かあさってくらいに到着です。
当番は・・・かなり面倒ですね^^;;;
そういえば、長野の祖父母の住むところも
「隣組」という制度というか慣習があるのを
最近知りました。
特に法事の際に色々なメンドーがw
ウチの奥様は38歳で初産でしたが、
竹千代君は健やかに育っておりますので・・・
まだまだ大丈夫っすよ!
30歳から女性は輝きを増す、と思ってますので、
20代よりも断然30代以上っす^^
「F」について、明日ちょいと記事にしま~す^^♪
>「隣組」
まさしく、ソレです!!
法事関係はメンドーですよ。
お葬式があると、初七日以降、七日ごとに「念仏」ですよ。
「組」行事と「町内会」行事と両方あるので余計メンドーです。
をを!!奥方さまは38歳でご出産だったのですか!!
そういえば、わたしの友達も今年初産でした(高齢出産でつ)。
今の日本人は「実年齢×七掛け」説ってのがあるらしいです。
そうすると40歳は28歳・・・。
しかし、江戸時代だったら間違いなく「隠居」の年齢ですな。
「F」の記事、待ってます!!