2009年05月05日

“番線~本にまつわるエトセトラ~”

久世番子さんのコミック「番線~本にまつわるエトセトラ~」です。

久世番子さんは、漫画家さんと書店のアルバイトと兼業していたことがあって、そのときの書店の実状を描いた「暴れん坊本屋さん・全3巻」が有名ですね。

わたし、まだ「暴れん坊本屋さん」は読んだことないんですけど、たぶん、きっと、書店に勤めていたことがあるわたしには「あるあるあるある~!!」な内容なんでしょうね。

今度買ってきます。

さて、「番線」

業界用語ですね。

番線とはなんぞや??

書店の識別コードです。

書店が版元に本を注文するときには必ず「番線」が必要です。

例えば、電話で版元に注文するとき

「日販のD○○ 2○ー○○○○ ○○書店○○○店です」←テケトー。

と、必ず必要なのです。

日販は取次(出版取次・日本出版販売の略)。←他にトーハンなどもあります。

D○○は取次の棚番号。←わたしの記憶が確かなら。

2○ー○○○○は書店の支店などのさらに細かい番号です。←わたしの記憶が確かなら。

出版業界には他に「短冊」「客注」「買い切り」などの専門用語があります。

この本は

「本が好き!!」

というエッセイコミックです。



作る人、売る人、読む人の「本」への愛にあふれた作品です。

例えば。

本好きの人って本の貸し借りをしますよね。

わたしも、よくしました(最近してないなー)。

本を貸すときは本を入れる「袋」にこだわる。

わかります。

中身が透けない(これ大事)、落ち着いたデザインのもの。

わたしはCDショップの袋をよく使ってました。

中身が透けないからって、アニメイトの青い袋は使っちゃいけません。
マナーに反します。

雑誌。

その人がどんな雑誌を読んできたかで、その人の人生がわかる。

人生というか、読む雑誌にはその人の嗜好が表われてます。

隠せません。

わたしが書店に勤めているとき・・・毎月毎月、学研の「ムー」を買ってくださるオジサマがいらっしゃいました・・・。
しかも、発売日狙っていらっしゃる。
棚出しすると、誰かに読まれて痛んじゃうからって、毎月、朝一でいらしゃってました。
ああ・・・・・・・。

JJ、VIVI、Ray、CanCam。
これら4誌は同じ発売日なのですが、一冊が重いんです。
とにかく重いんです。
これら4誌をまとめて勝手いかれるお嬢さんたちの多いこと多いこと。
オシャレは体力もなくちゃできないのね・・・と思ったもんです。

「歌劇」といえばヅカファン。もちろん「宝塚グラフ」も定期購読。

本好きは教科書も好き。

国語の教科書、思い出しますね。

中学1年のとき、教科書に載っていた話、内容は覚えているけどタイトルがわからない。
「わたしの聴いた言葉を取ってください」という話。

「山月記」「こころ」・・・名作に触れる良い機会でした。

作者の番子さんは、古文の「大鏡」の一節「花山天皇のご出家」で、古文のノートに、妄想漫画(道兼×花山院)書いちゃったそうです。

本作りに携わっている人たちのことも書いてあります。

写植職人、校正さん、編集さん。

東京創元社の校正さんが「ミステリーのトリックの穴見つけちゃった」という衝撃のエピソードもあります。

編集者は熱い思いで「アオリ」を考える。

国立図書館の司書さんたちは人間よりも本が大事。

みんなみんな本が好き。

この本で一番気になること。

番子さんの友人・ハチさんが言っていた「今一番壊れてる本」(内容が)。

忍者がカタツムリでプルトニウムって、どんなBLよ!!??

Amazon.co.jp番線―本にまつわるエトセトラ (UNPOCO ESSAY COMICS)

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ラベル:コミック
posted by くみ at 14:43| 静岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック・アニメムック | 更新情報をチェックする
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