2009年01月18日

“覇王の番人”

真保裕一著「覇王の番人」です。

上杉関係の戦国ものを読みたいと思っているのですが、何故か「明智光秀」。

上下巻で800P。

これは図書館で借りたのですが、新着図書だったので一週間で返却せねばならなかったのですよ。

でも一週間で読みきることが出来なかったのです。

延長申し出て、やっと読み終えたわ。

悔しいわ。たかが800P読み終えるのに一週間以上かかるなんて!!←だってヒマ人なんだもん。

おかげで一緒に借りた本がまだ読めてないわ。

あと5冊ある・・・そのなかに、またもや「本能寺モノ」がある・・・なんでや?

まぁ、予定通りにいかないことってあるんですがね。

先日、突然、身内の不幸がありまして、葬儀から精進落としまでフルコースで出席したら、また風邪をひきました。

寒かったんですよ。

雪が降らない静岡でも、寒いもんは寒いのです。

で、アレだ。

弱っているときに「明智光秀」はあんまよくないわ。

明智光秀って、諸説あるけど、まぁ、本能寺に到るまでの苦悩とかね、「本能寺の変」を起こしてしまった後の、まわりからの孤立とかね、大体わかっているでしょう?

あ~、ここらへんでアレがくるよ、とか思うと結構、下がるのね、気持ちが、風邪で弱っているから余計下がる。

そんなこんなで10日もかかってしまったわ。

最近、多く書かれている「明智光秀」は、かつてよく言われていた、凡庸で生真面目だけがとりえの男、愚将ではありませんね。

良いことです。

わたしは、生まれて一番最初に読んだ本格的戦国小説は、山岡壮八著「徳川家康」なのですが、「徳川家康」に描かれている光秀も凡庸な武将ではなかったから、刷り込みで、愚将だと思ったことはありませんでした。

ただ、敗者だとは思っているけど。

この「覇王の番人」の光秀はかなりな名将として書かれています。



「忍び」を駆使するという光秀は斬新です。

十数年の流浪生活を経て、織田信長に仕えた光秀。

天下泰平のため、信長に仕え、信長の考えをいち早く汲み取り行動し、戦功を上げていきます。



でもね~、それだからこそ苦難の連続ですよ。

もともと光秀は新参者。

それが飛び鳥落とす勢いで出世ですからね~。

妬まれもしますわな。

それでも我が身に鞭打って働く光秀。

それは信長が天下泰平の世を作り上げてくれると信じているから。

あ~、ちょっと下がり気味の気分に光秀の苦労は非常に重かったです。

で、戦国時代にちょろっと詳しいから、あ~、叡山の焼き討ちだよ・・・ギャ!とか、あ~、そろそろ村木一族の処刑だよ・・・ギャ!とかわかってしまうので・・・大量虐殺はキライです。

親の仇として信長を恨む、小兵太という忍びがもう一人の主人公として、信長を冷静に見ているところはなかなか面白かったです。

で、真保裕一の導き出した「本能寺の真実」とは!!

これは、有力な説となるでしょうね。

有り得る、有り得るわ!!

秀吉、やっぱ好きになれないわ。

この作品の光秀は、「功名が辻」のときの坂東三津五郎さんの印象が似合っているとわたしは思いました。


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posted by くみ at 01:10| 静岡 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
お風邪の様子は如何ですか。ご葬儀の後って風邪を引きやすいのですよね。
やっぱり寒い事が多いのでしょうね。
お大事にしてくださいね。

>真保裕一の導き出した「本能寺の真実」とは!!

これは、有力な説となるでしょうね。

なんか面白そうですね。

私も本能寺のことを考えると、やっぱり秀吉は好きになれません。
この本の話ではないのですが、前に教えていただいた「遊郭の話」はあの後すぐに読みました。凄く怖かったです。感想書いたらTBを送ろうと思っていましたが、いったいいつの事になってしまうのか分からないみたいです(汗)
Posted by kiriy at 2009年01月19日 10:16
この本、ここ1年くらいで読んだ中では
1,2を争う面白さでした!

僕も光秀は名将だと思っております。
信長が一番才能を買っていたのはサ○ではなく、
光秀だったと思いますし。

説得力ある内容で、
「本能寺」に至る流れも、
「三日天下」で終わった原因も、
なるほど~と思わされました。


Posted by 豆州 at 2009年01月19日 20:15
今晩は!!
僕は光秀が天海上人だと思っているの
ですが確信はありません?
感です(笑)
くみさんはどう思われますか??
Posted by iseッチ at 2009年01月19日 20:15
> kiriyさん

ありがとうございます。

今日、どうしても出かけなければならない用事があったため、昨晩は「天地人」の記事を放り出して(あ、ガンダムも)早めに寝たのです。
でも、やはり今日出かけたら、また悪くなってしまいました。

静岡は「冷え込む」ことはあまりないのですが、西部は風がとにかく強くて、体感温度が低いのです。

>「本能寺の真実」

これは納得しました。

御想像どおり秀吉は絡んでいるのですが、わたしは最初からサルはあやしい、と思っていたので、「やっぱね~!!」と思いましたよ。

>「遊郭のはなし」

お読みになられたんですね!!
よく考えられている、秀作ですね、あの作品。
そして怖い!!
記事待ってます。
Posted by くみ at 2009年01月19日 21:07
>豆州さん

この本は、今はもういない○康さんという方(・・・)のブログで紹介されていたので、それから図書館に予約しました。

信長はぜーったい、サルより光秀っすよ。

光秀の娘を、あちこちに嫁がせたのも、自分の娘代わりとしてだった、と思います。

信長は身内を信用しない人だけど、身内のように信用していたのかもしれません。

秀吉が大返しができた理由も納得できたですよ。

Posted by くみ at 2009年01月19日 21:16
>iseッチさま

天海上人説って根強いですよね。

この本も実は・・・。

わたしは山岡壮八氏を「心の師」と仰いでいるので、天海上人は違うんじゃないかなぁ~と思ってます。

だけど、落ち武者狩りで命を落とした、というのは違うような気がします。
カンです。

本能寺にさらされた光秀の首は、偽モンですよね。
これは確信です。

Posted by くみ at 2009年01月19日 21:22
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