2008年12月12日

“魔法使いハウルと火の悪魔”

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著「魔法使いハウルと火の悪魔」です。

宮崎駿監督の「ハウルの動く城」の原作ですな。

ちなみにわたしはハウル役は木村拓哉で超OっK-vv派です。

結構、良かったと思うのよ。

「ハウルの動く城」ってときどきTV放映しますよね。

で、一緒に観てるとうるさいの、母が。

わたしに解説を求めてくるの。

「意味がわからない」とか言ってくるの。

「わからない」ってなんじゃそりゃ!?

映画のとらえ方なんて人それぞれなんだからさ、自分で想像するなり考えるなりしてほしいものだ。

わたしはわたしなりに、あの映画のことを噛み砕いて理解しているつもり。

でも、わたしもちゃんと原作を読んだことなかったし。

原作と映画がまったく別物なのは知ってましたが、ま、基本を押さえろってことで借りてきました。

妹(自分の娘が本を読まない、と嘆いている)にも読ませようと思ったんだけど、「字が多すぎる」と拒否られました。←これ、児童書だよ、妹・・・。



「長女は何をやってもうまくいかない」

昔話にあるとおり、長女や長女が真っ先に、それも手ひどく失敗するのは誰だって知っている。

だからわたしの未来はぱっとしないんだわ。

そう思いこんでいた帽子屋の3人娘の長女・ソフィーは、ある日、『荒地の魔女』に誤解から、呪いをかけられ90歳の老婆になってしまう。

家を出たソフィーは、悪名高い魔法使い「ハウル」の「空中の城」に入り込む。

ハウルに魔力を提供している火の悪魔「カルシファー」と取引をしたソフィーは、掃除婦としてハウルの城に住み込むことになるが・・・。

ま、ここら辺は映画と同じですね。

ソフィーがなぜ、毎日つまらない、と思いながらも帽子作りを続けているのか?

ソフィーの母は、どうしてあんなに若くて華やかなのか?

そういう説明は映画ではありませんでしたね。

ソフィーが3人娘の長女だってことも、映画では描かれていませんでした。

ハウルは顔が良いだけの、移り気で臆病で金遣いが荒く、いい加減な「ぬるぬるウナギ」

しかし、一緒に住むうちにハウルのいいところにも気がついたソフィーは・・・。

90歳のおばあさんにされてしまった後のソフィーは、18歳の頃よりも、活き活きと描かれています。

若い娘の恥じらいがなくなってしまったソフィーは、今まで言えなかったようなことを言い、出来なかったことが出来るようになります。

映画でもそうでしたが、さらに、さらにハイテンション。

ハウルもマイケルもカルシファーも、ソフィーのかんしゃくに恐れをなします。

原作の方が、強いところはより強く、ダメな部分はよりダメに描かれているのです。

そして物語ならではの、引用や伏線が張り巡らされています。さすが。

これは、カンペキに原作を映像化するのは無理だろう・・・。

なんでも、宮崎カントクは「戦時中での恋」を描きたかったらしいので、戦争部分が映画では色濃く描かれていますが、原作ではほんの少し。

より、複雑な人間模様と、恋模様は、ラストスパートで一気にハッピーエンドへと駆け抜けます。

映画を観て、もやもやするところがあったら、原作を読んでみるといいと思います。

「ハウルなんか好きじゃないんだからむかっ(怒り)むかっ(怒り)

と呟くソフィーは、史上最高齢のツンデレですね。


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posted by くみ at 00:31| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(絵本・子ども向き) | 更新情報をチェックする
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