宮崎駿監督の「ハウルの動く城
ちなみにわたしはハウル役は木村拓哉で超OっK-vv派です。
結構、良かったと思うのよ。
「ハウルの動く城」ってときどきTV放映しますよね。
で、一緒に観てるとうるさいの、母が。
わたしに解説を求めてくるの。
「意味がわからない」とか言ってくるの。
「わからない」ってなんじゃそりゃ!?
映画のとらえ方なんて人それぞれなんだからさ、自分で想像するなり考えるなりしてほしいものだ。
わたしはわたしなりに、あの映画のことを噛み砕いて理解しているつもり。
でも、わたしもちゃんと原作を読んだことなかったし。
原作と映画がまったく別物なのは知ってましたが、ま、基本を押さえろってことで借りてきました。
妹(自分の娘が本を読まない、と嘆いている)にも読ませようと思ったんだけど、「字が多すぎる」と拒否られました。←これ、児童書だよ、妹・・・。
「長女は何をやってもうまくいかない」
昔話にあるとおり、長女や長女が真っ先に、それも手ひどく失敗するのは誰だって知っている。
だからわたしの未来はぱっとしないんだわ。
そう思いこんでいた帽子屋の3人娘の長女・ソフィーは、ある日、『荒地の魔女』に誤解から、呪いをかけられ90歳の老婆になってしまう。
家を出たソフィーは、悪名高い魔法使い「ハウル」の「空中の城」に入り込む。
ハウルに魔力を提供している火の悪魔「カルシファー」と取引をしたソフィーは、掃除婦としてハウルの城に住み込むことになるが・・・。
ま、ここら辺は映画と同じですね。
ソフィーがなぜ、毎日つまらない、と思いながらも帽子作りを続けているのか?
ソフィーの母は、どうしてあんなに若くて華やかなのか?
そういう説明は映画ではありませんでしたね。
ソフィーが3人娘の長女だってことも、映画では描かれていませんでした。
ハウルは顔が良いだけの、移り気で臆病で金遣いが荒く、いい加減な「ぬるぬるウナギ」
しかし、一緒に住むうちにハウルのいいところにも気がついたソフィーは・・・。
90歳のおばあさんにされてしまった後のソフィーは、18歳の頃よりも、活き活きと描かれています。
若い娘の恥じらいがなくなってしまったソフィーは、今まで言えなかったようなことを言い、出来なかったことが出来るようになります。
映画でもそうでしたが、さらに、さらにハイテンション。
ハウルもマイケルもカルシファーも、ソフィーのかんしゃくに恐れをなします。
原作の方が、強いところはより強く、ダメな部分はよりダメに描かれているのです。
そして物語ならではの、引用や伏線が張り巡らされています。さすが。
これは、カンペキに原作を映像化するのは無理だろう・・・。
なんでも、宮崎カントクは「戦時中での恋」を描きたかったらしいので、戦争部分が映画では色濃く描かれていますが、原作ではほんの少し。
より、複雑な人間模様と、恋模様は、ラストスパートで一気にハッピーエンドへと駆け抜けます。
映画を観て、もやもやするところがあったら、原作を読んでみるといいと思います。
「ハウルなんか好きじゃないんだから


と呟くソフィーは、史上最高齢のツンデレですね。
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ハウルもソフィーもちょこっとしか登場しない姉妹編↑。
ラベル:本
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