2008年11月25日

“廓の与右衛門控え帳”必殺!廓の仕事人!

中島隆著「廓の与右衛門控え帳」です。

最近、江戸ものをよく読んでます。

それも「吉原もの」が多いです。

この本もてっきり「吉原」が舞台かと思って借りてきたのですが、「島原」が舞台でした。

大阪の新町、京の島原、江戸の吉原の遊郭を三大遊郭というそうです。

島原と吉原では、勝手が違うのではないか?と若干ビビりました。



御家人・大木歳三はある事件がきっかけで、吉原廓中にお尋ねもんの回状が回ることとなった。
吉原で捕らえられれば、我が身は梟首、親兄弟ともに切腹となる。
捕縛される前に切腹をし、病死と届けるしかない、と覚悟を決めた歳三のもとに、吉原廓の惣名主・庄司又佐衛門があらわれた。

又佐衛門は、歳三に自分の配下に加われと言った。

それから1年、言われるままに人を斬った歳三が、ある事件で人を斬れなくなってしまう。

「闇夜の歳三」と裏の社会で名が立ちすぎた歳三は、江戸を立ち、京の島原遊郭で大門脇の番屋をつとめることとなる。

番屋につめる男を、島原では代々、与右衛門と呼んだ。

御家人・大木歳三は武士を捨て、刀を捨て、与右衛門として生きることとなる。

が、島原には島原の裏の社会が存在した。

与右衛門は成り行きで、裏の社会のもと締め、十字のお頭とかかわり、女郎のいざこざから、何故か江戸の老中の謎の事件まで、首を突っ込むこととなる。

ということで、主人公の歳三こと与右衛門は決して人は殺しません。

が、まわりには普段は幇間、いざとなると仕事人、みたいな人物やら、六十近い下足番なのに実は裏で「乱酒の親分」と呼ばれている物騒な人物にかこまれることとなります。

その物騒な人物達が、必殺仕事人みたいなんですよ。

♪ちゃらららららら~、ちゃらららら~♪

必殺仕事人って、結構「子どもは見ちゃいけません!」な艶場面が多かったのですが、ダメといわれると見たくなるもの。

自分の特技で人を殺していく仕事人たちが妙にかっこよかったんですよね~。

で、この作品も、廓ものだけにお色気シーンは満載です。

そゆとこ、仕事人だなぁと思います。

ものすごーく壮大な事件から、ちゃっちい事件まで同じく扱うところも似ています。

吉原廓と島原廓の違いがよくわからなかったのですが、島原の女郎は「花魁」とは呼ばないようです。

この作品では傾城と呼ばれてました。

女郎にも格があり、やはりトップは太夫です。

太夫がまだ遊郭に存在した、元禄時代の町人文化が織り成す、遊郭に集う人々の活き活きした姿が描かれた作品です。

でもちょっと難解だったなぁ。

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posted by くみ at 23:48| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
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