2008年11月14日

“福袋”

角田光代著「福袋」です。

新年、店頭で売られる「福袋」

わたしは購入したことがありません。
あれ?1回ぐらいはあるのかなぁ。

まぁ、新年早朝から百貨店等に並ぶ気力がないんですけど。
最近、福袋は予約制だったりしますね。

1万円の福袋に6万相当の商品が入っているといわれても、中身がわからないものを買う気にはなれないです。

だったら1万円の欲しいものを買う。

この本を借りてきて、読む前に、楽天で「福袋」で検索したら、まぁ、たくさん売られていました。
もう、売り切れたものもあります。

うーん・・・たまには買ってみようかなぁ?と思いました。

が、この本を読んで、やっぱりやめました。

福袋
福袋
posted with amazlet at 09.04.16
角田光代
河出書房新社
売り上げランキング: 168062



人生に当たりハズレなんてない。

もし人生のブラックボックスを開いたら?

この本は8つ連作小説集です。

人の、見てはいけない部分を覗き見てしまったら・・・。

それは確かに、「福袋」を開けて、「あきらかに売れ残り」「へんな色合いのスカート」「レースびらびらのブラウス」が出てきたときの失望と似ているのかもしれない。

「福袋」は「福」とついてはいるが、「福」ばかりが入っているわけじゃない。

この本では人生を「福袋」に例えている。

見えない袋には何が入っているかわからない。

預かりものの箱の中身。

彼氏の携帯。

母の遺言。

彼女の執着心。

父のつくった借金の督促状。←あ、これはわたしね。

やめておけばいいのに、福袋を買って、開いて「当たり」「ハズレ」と品物をよりわけるように、人は他人の(身内のも)見えない部分を開けたがる。

そして、ばつが悪い思いをする。

しかし最終的にはなんとか折り合いをつける。

角田光代氏は、人生がどうたらこうたら~という難しい話は書かない。

ただ、そこにあった。

そういう情景を切り取っている。

淡白なところが、わたしにはいいんだろうなぁ、と思う。

Amazon.co.jp福袋


参加中です↓。励ましのクリックよろしくお願いします。
人気blogランキングへ


ラベル:
posted by くみ at 16:02| 静岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(角田光代) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の大学の時の先輩(男)に。
ものスゴイ眼力で。福袋のすき間から、福袋の中身を当てるのが得意な人がいたが・・・。
その後、占いと手相にハマったところをみると。
福袋に対するその人の態度ってトコでも、なんだか「ふか~い意味」がありそうね(笑)

私も、1万の福袋。たぶん、買わないな。買えないタチなのかも(笑)
Posted by なんちゃって at 2008年11月15日 09:44
>なんちゃってくん

考えて見れば「福袋」って、「福」な部分もあるけれど「在庫処分」的なところもあるじゃんね。
その大学の先輩は「売る側」の「利益優先主義」的な部分を見抜いていたのかも??

な、わけないか。

>一万円の福袋

今日、浜松某百貨店で調査(大げさな)したところ、福袋は平均「二万円」だったわ。

絶対買わないわ。

Posted by くみ at 2008年11月15日 23:04
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。