2010年09月21日

“太陽の庭”

宮木あや子「太陽の庭」です。

2006年に「花宵道中」で第5回「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞を同時受賞し、デビューした宮木あや子。

一貫して描き続けている世界は「閉塞された世界」かと思います。

実はですね〜、わたし、このひとが小説新潮1月号〜7月号に連載していた作品が気になってましてね〜。

早く、出版されないかな〜。

さて、この「太陽の庭」は、先に発表された「雨の塔」と対になったような作品です。

同設定が使われていますし、同じ「家」も出てきます。

「雨の塔」の謎の岬の学校の正体も、もれなくわかります。

「大人のための少女小説」というところも同じです。

しかし、「現代の宮中小説」はね・・・、

宮中小説よりも

かっ飛ばしてましたよ

太陽の庭
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宮木 あや子
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4 少女マンガのキャラ達が3次元に?


わたしたちの父は「神」でした


永代由継。

彼は財政界から「神」と敬われる男である。

「永代院」とは彼のことであり、また、彼が住む広大な屋敷のことでもある。

「永代院」には、彼とその妻たち、子どもたち、それぞれの召使に料理人、運転手、医師と、常時数百人が暮らしている。

しかし「永代院」には住所がない。

日本地図には載っていない。

「永代院」のなかでは、多くの妻と子どもたちが、寵愛と跡目をめぐる争いを繰り広げている。


んな、あほな!!??

っていう設定ですよね。

わたしは、財政界のドンが多くの妻妾を一緒に住まわせているだけ、だと思って読んだんです。

古いお家柄などでは、公認のお妾さんもいらっしゃるということですしね。

ちょっと、予想もつかない方向に行きましたわ。

うーん・・・。

これは、もしかして「SF」???

でも、著者もあまり深いこと考えてないようにも思えますな。

ツッコミどころをそのまんまにしているあたり。

やはり、この作品も「雰囲気」を楽しむ作品なんでしょう。

オチを求めてはいけないような気がします。

大人の女性のための「少女小説」なのですから。

著者は、「日本のなかの戸籍の無い人たち」を書きたかったそうですが、日本で戸籍の無い人たちというと、千代田区に御住まいの方々が頭に浮かびます。

「永代院」は千代田区の方々とは、まったく関係ないんですけどね。

ふむ。

この本を読んでいる真っ最中に「戸籍はあっても存在しない人々」が判明した日本。

もしかしたら、もしかしたら、「戸籍はなくても存在する人々」っているのかもしれません。

うーん・・・。

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posted by くみ at 22:05| 静岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書(宮木あや子) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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