2009年06月16日

“BL新日本史”

堀五郎「BL新日本史」です。

この本、三浦しをん氏も自著「ビロウな話で恐縮です日記」で絶賛しておられます。

ささやかないいことがありました。

携帯電話を持つようになって、友人に「お誕生日おめでとう」メールすることがふえました。

わたしもそういったメールをいただくようになりました。

高校の同級生で、腐仲間で独り身仲間で、こいつが結婚したらマジヤバいとお互い思っている、B子さんが、携帯を持って以来、今年、はじめて、正しいわたしの誕生日にメールくれました。

B子さんは、何故だか毎年毎年、6月9日とか6月11日とか、あと1ヶ月前とか、微妙にメールくれてて

天然・・・天然なのか・・・??
いや、手の込んだ嫌がらせか・・・??
わたし、B子さんになんかしたっけ・・・??(←思い当たること多すぎて・・・)

とか思ったりしたんだけど・・・。

B子さん、そうなのよ!!わたしの誕生日!!ありがとう!!!

もう二度と忘れんな!!!←本人、見てないけど。

ってことで、6月15日は3X回目のわたしの誕生日でした。

アラフォー女(腐女子)が、自分の誕生日の夜中に、ひとりPCに向かいBLについて語る・・・途中で疲れて寝ちゃったけど。

おぞましい光景ですね。

BL新日本史
BL新日本史
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堀 五朗 九州男児
幻冬舎コミックス
売り上げランキング: 14599
おすすめ度の平均: 4.0
5 これ、お勧めします
3 入門編
2 教科書に書かれていない、新しい日本史の解釈。
5 目から鱗
4 なんか違ってる部分が・・・


で、この本は

緊急!?重版

日本の歴史は男同士のによってつくられた!!


という、間違っているようで、実は正しい(かも)、新しい史観で日本史を再認識する本です。

この本、たまーに無茶言ってますが、納得できるとこアリアリです。

そもそも明治以前の日本では、同性愛(男×男)は当たり前として受け入れられていました。

ま、そこんとこはみんなもう知ってて知らないフリ、ってカンジですよね(え、違うの??)

あ、火のないところで萌えるのが腐女子なんで、あんまりおおっぴらってのも色気がないっていうか、ね。

わたしはこの手の話題は「まかせとけや!!」ってな女ですが、それでもびっくりした箇所がいくつかありました。

まず冒頭は、ヤマトタケルではじまります。

前に「美少年日本史」という本も読んだけど、ヤマトタケルは外せないのですね。

わかります。

わたしがびっくりしたのは、中大兄皇子と中臣鎌足の「関係」について。

そういう説あったのか!!

えええええっ!!!

中大兄皇子といえば、同母妹の間人皇女との禁断の恋が定番じゃないのかいっ!!??


里中満智子先生の「天上の虹」で知ってから、わたしの「兄妹萌え」の原点だった・・・。

今、橋本治センセの「双調平家物語」読んでてちょうど大化の改新のあたりなんですが(平家物語で何故、大化の改新・・・)、この2人ががっつり登場してくるのに・・・あああああああ・・・。

平安時代後期・院政がはじまってからが、日本史のBL史観の節目みたいです。

平安時代後期から、急に日本史ってややこしくなるよな、と思ってました。
っていうか、単純にわたしが苦手なだけなんですけど。

そっか!!「院政」か!!白河院といい、後白河院といい、すげー!!

「北面の武士」「受領」「院近臣」とか、BLな目で見ると「をを!!そうだったのか!!」とわかりやすくなるのです。

そのまんま、鎌倉時代から室町時代、ずずーっと流すとBL「カオス」状態です。

そんな状態なのに、読んでいくと

「ああ、「太平記(大河)」、もっと真面目に観とくんだった」

「ああ、「花の乱(大河)」、途中でリタイアするんじゃなかった」

「ああ、「北条時宗(大河」)、主役がアレだったけど、北村一輝ナイスだったからちゃんと見とけばよかった」

大河=日本史の勉強、ではありませんが、大河を観ていると、その時代のこととかいろいろ知りたくなって、本で調べたりするでしょう??

そういうことをもっとしておくんだった・・・とか、真面目に考えたりしましたよ。

「BL新日本史」っていうこの本読んでて、急に真面目モードに入ったりするですよ。

歴史、奥が深い・・・。

戦国時代について、わたしが、わりと詳しいのは大河のおかげですね。
大河で戦国時代は圧倒的に多いですし。

「小姓」とか、もうわかってるって、ってカンジです。

強力な主従の結束、優秀な戦闘手段、ね。

フグが諏訪の姫を側室としたことで、「美少女萌えもあったが、美少年萌えも当然あった」と書かれていて、フグったらしょうがねぇな・・・と思いました。

戦国時代は、「本能寺の変の黒幕は?」とか「明智光秀、天海説」とか、「淀殿の子の父親は誰?」とか謎が多いですが、「千利休の切腹」ってこれ、最近、わたしのなかで最大の謎です。

理由は、今、「利休にたずねよ」を読んでいるから(双調平家物語とかけもち)。
読んでも、なおわからないことがあるから。

BL史観からすると「茶道」は、限りなく精神的「セクシャル」な儀礼なんだそうです。

「一座建立」ってそゆことだったんですか!!

かなり無茶ですが、この「BL新日本史」では、今までにない「新説」を打ち出してくれて、うっかり納得しそうになりました。

ははぁ、千利休の追及した「侘び」「寂び」とかセクシャルと程遠いはずなのに、「利休にたずねよ」を読んでいると、妙に「熱狂」とか感じるのはそのせいですか・・・(いや、違!)。

「千利休の切腹」に興味があるかたは、ぜひ、「BL新日本史」。

ま、そんな風におおらかだった日本の性の考えは、明治の訪れとともにすっかり価値観を変えてしまいます。

しかし、明治維新そのものは、薩摩や土佐といった、男だけの硬派集団(しかも衆道で結束かたい)の士風の藩によって変革を促され、それに最後まで抵抗した、会津でも同じような士風があったというから・・・。

なんか、なんか、

日本の歴史は男同士の愛によってつくられた!!


が本当なんじゃないか??と思ってしまうのです。

それじゃ、女は裏で何をやってたんでしょうか??

ぜひ、続編をつくってそこんところを追求していただきたい、と思います。

男同士のそんなところ見て、女は肉筆同人誌でもつくってたんじゃない??とか、考えてしまいます。

店頭で手に取りにくい方はぜひAmazon.co.jpBL新日本史

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ラベル:歴史
posted by くみ at 16:36| 静岡 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 読書(日本史・世界史・古典など) | 更新情報をチェックする
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