酒井順子さんは、ほんとに意地が悪い。
でもその意地悪さの下に、「物書きだから、こういうこと書いてんのよ」みたいな、悲哀が隠されているような気もしますね。
酒井さんは、自分を例にあげることが多いですが、ほんとに笑えんこともあるし。
この本は、
若くはないが老いてもいない
40代女子について語った本です。
いったい女はいつから「おばさん」となるのか??
わたしなんかは30代ではありますが、一応30代?みたいな・・・。
40代はすぐソコ。
40歳を越えたら、気持ち的に楽になるのか?と思っていたけれど、どうやらそうじゃないらしい。
あぁ、40歳の女性はもっとオトナの女性だと思ってたのに、わたしったら何をやってんでしょうと日々思っているのです。
今日も、予約してあったマクロスFのドラマCD届いてるし!!
この本にはこんなことが書かれています。
下記の項目、いくつあてはまりますか?
「声がお母さんに似てきた」と言われる。
ヒジやヒザの上にシワがある。
スニーカーにリュック姿で一人旅をしている。
20代の頃と同じ口紅を使っている。
「何か怒ってます?」とよく聞かれる。
喪服が似合ってきたと感じる。
パソコン操作は部下やバイトにやらせている。
最後のセックスがいつだったか忘れた。
3個以上当てはまったら・・・WELCOME TO “OBAMIMA” WORLD!
あぁあああああ・・・わたし3個以上・・・・。
この本では
痛い・髪・声・腹・口・性欲・旅・女性誌・言葉・服・恐さ・健康・IT・たるみ・冠婚葬祭・余暇・親・恋・友達・懐かしさ
と各章があります。
ま、「あー、あるある」と思う部分は当然ありますし、「無い無い」と思う部分もあります。
声と腹は、「あー、あるあるある」と思ったですよ。
わたしは自分の家の電話に出るのが苦手です。
わたしへの電話は携帯にかかってくるので、家の電話にかかってくるのは、母への用事・セールス・選挙のお願い、と限られてきます。
母の友人のみなさんが、わたしを母と間違えるんですよ!!
それが・・・なんというか、苦手なのです。
腹は・・・ようするに「あなたは腹を見せられますか?」ってことなんですが・・・。
見せられません。キッパリ。
昨今の若い女の子は腹を出すのにとまどいはないでしょうが、わたしは腹を見せていた世代ではなく、しかも腹を見せたら「痛い」。
手術跡もあったりして、人生の歴史を物語ってます。
そして服。
「何を着たらいいか、わからない」
なんて友人と話題になったりします。
「コットンが着られなくなってきた」には同感なのです。
健康。
わたしの高校の同級生が3月にご出産したんですよ。
もちろん高齢出産です。あ、初産です。
ご懐妊まえに、彼女は子宮筋腫の大きな手術をしてまして、お見舞いにいったとき、もう一人の同級生と、
「この歳になると、マジ、婦人科検診大事だよね」
みたいな話題になったのです。
わたしは子宮内膜症と子宮筋腫持ってるし。
で、もう一人の同級生(明日一緒に赤ちゃんを見に行くんです)は、看護士で主任で仕事バリバリだし、健康で、別に婦人科系も悪く無さそう、と思ったら、この人は「腰痛持ち」でした。
わたしは腰痛も持ってます(・・・)。
そんな看護士の友人。
主任になったからには避けられないのは、看護実習の教育係。
「20歳前後の実習生が、自分にたいしてオドオドしているみたい」
と言ったのですよ。
そういえば、わたしも昨年10月まで働いていた職場では、20代前半に囲まれてまして、その若者たちに、
何をするにもまず○○さん(わたし)にお伺い。
みたいな空気だったのです。
はっきりいって、それ、わたしの仕事の邪魔以外の何者でもなかったのですけど。
友人もわたしも恐さをかもしだしてたんでしょうね~。
現代日本は、「女であることをいつまで保つか」みたいな風潮で、わたしもそれを意識してはいるのですが、
なんだかそれも疲れちゃうし~。
な気分になってもいるのです。
ま、この記事を書きながら、爪の手入れして、ネイル塗って、さらにラインストーンまでつけちゃったりしたんですけどね。
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