2009年04月30日

“Q−pot.(e-MOOK)”

宝島社の「Q−pot.」(e-MOOK)です。

わたしの心を掴んで離さないアクセサリーブランド「Q−pot.」初のムックです。

ページを開けばそこは乙女の夢の世界です。

Q-pot. (e-MOOK)
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宝島社
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宝島社のブランドムックは数あれど、ここまで充実したものはそうそうはありません。

今までに発売された商品、限定商品、これから発売される新商品の数々。

デザイナー・ワカマツタダアキ氏へのインタビュー。

Q−pot.を愛する人たちのお気に入りのアイテム。

ああ、見ているだけで幸せになれる・・・。

これで、本物を手に入れればもっと幸せになれる・・・。

お金があったら、今すぐ静岡伊勢丹にGO!ってな気分です。

Q−pot.のアクセサリーはコミュニケーションツールだと語るデザイナー・ワカマツ氏。

身につける人と見る人との間に会話が成り立つQ−pot.。

そうだよねえ。

マカロンのネックレスしてる人を見たら、「かわいい!!それってQ−pot.ですか??」と、話しかけたくなるもんなあ。

で、付録は「チョコっとエコバッグ」でした。

これは、ホテルのアメニティーグッズをもとに考えられた「Hotel du Q−pot.」のプリントとほぼ同じ。

Image015.jpg

バッグを収納したときは板チョコのかたち↑。

Image016.jpg

開くと、板チョコ部分がバッグの底になります↑。

素材は結構薄いのですが、耐荷重量は8sあります。

生地のプリントがアップで上手に写せなかったのですが、アリが一匹だけいるんですよ。凝ってる!!

今回は付録が目当てじゃなくって、とにかく本誌が目当てだったので、満足です。

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ラベル:雑誌 付録
posted by くみ at 15:42| 静岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月28日

“黒いマナー”

酒井順子さんの「黒いマナー」です。

酒井さんは、規則やマナーにさほど違反するということのない人生を歩んできたそうです。

わたしも、そうなんです。

校則とかね。

生真面目ってヒトに言われるくらいだから、それもあるんでしょう。

でもホントのところ、わざわざ校則違反して教師に盾つくほどメンドクセーものはない、と思ってたんですよねー。
制服ちょっと短くして、スカート長く(田舎は当時スカートは長かった)するくらい、校則違反でもなんでもねーよ、とは思ってましたが。

黒いマナー
黒いマナー
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酒井 順子
文藝春秋
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酒井さんはこの本でこう書かれています。

ところが最近、「私って礼儀知らずなのかも・・・」と思うことが増えてきたのでした。何かの行事の折など、一緒にいる友達と自分を比べてみると、自分の振舞い方が非常にカジュアルに思えてくる。他人のマナーを見て、「え、そうだったの?」と思うことも、しばしば。


ヤバい・・・わたしもだ・・・。

そしてその他人と自分の違いにすぐ気がつきました。

「結 婚」です。

酒井さんもそう指摘してます。

結婚・・・それはご近所づきあいなど、家庭生活のうえでのマナーへのデビュー。

ご近所づきあい、町内会、そして田舎にまだ存在する「組」という狭い組織のマナーを、わたしはすべて母まかせです。

公民館の掃除にも、土手の草刈にも参加したことありません。
しかし町内会なんぞまだいい。

問題は隣近所である「組」なんですが。←厄介です。

礼儀知らずというよりは世間知らずです。

この前、母に頼まれてパン屋とスーパー行ったんです。
で、「シールはどうしますか?」と聞かれて、わたしは「いりません」と答えたのですが、実は地元の商店街のシール(ポイント)のこと知らなかったのです。

だって、地元の商店街(半死状態)やスーパーで買い物なんてしないもの。
コンビニで済ませちゃうもの。

こういうところが世間知らず・・・というかダメな大人。

ついでに子どもはもちろんいないから、「ママ友」とのおつきあいのマナーも知らないわ(知りたかねーけど)。

そういえば逆も言えます。

専業主婦の方に、公マナーをあまりご存じない方もいる、ということもまれにあります。

あと、最近びっくりしたのは、とあるマンガ家さんなんですが、その方の日記を読んでいると、なんと「アマゾン」でのショッピングの仕方がわからないそうで(ヘルプ読めばいいのに)・・・「アマゾン」だけでなく、ネットショッピングでの検索の仕方もわからないそうです。
あと「メール」のこともよくわからないみたい。
パソコンで日記書いてて、なんで「アマゾン」がわからないの??と不思議でしたが、これもある意味世間知らずですね。
ネット社会マナーをご存知ない、といえるでしょう。

この本はタイトルどおり「黒いマナー」

腹黒いマナーです。

「職場の別れのマナー」

■未練を残さない。

いるんですよねー。
結婚退職した女の子が子どもつれて来る、とか。
来てもいいけど、3時間もおしゃべりしてるってどーよ!?
パートのおばさん、全く仕事しなくなるやんけ!!

前の前の職場ね。本屋だったから「お客」で行くというのはわたしも行ってます。長居はしませんよ。みんなの仕事の邪魔だもん。

「年賀状のマナー」

■写真つき年賀状

これねー、なんで結婚するまえは「子どもの写真入の年賀状なんて出さない」と言っておきながらみんなやりますね。

独身者にコレは結構キツイとおっしゃる方もいますね。

わたしはすでに、家庭を持つことも子どもを持つことも諦めた(というかメンドクサイ)女なので、友人たちの子どもの写真を見るのはまったくOKです。

他人の子どもは早く育つって本当だなー、なんて思いながら見てます。
ダサっ、とは思うけど(わー!!すまんすまんすまん!!)、楽しみでもあります。

子どもが大人しく年賀状用の写真を撮らせるなんて、せいぜい中学生までだしね。
その後、どういう年賀状がくるんだろう・・・とかね(黒っ!!)。

あーあ、こんなこと書いちゃって、来年年賀状減るかもな・・・。

酒井さんがおっしゃっているのは、

独身女性は一人旅をしている自分の姿を年賀状にしちゃえばいいんじゃないか?

ということ。

子どもの写真が親のエゴなら、独身女性もエゴで、ってことです(黒っ!!)

「関係性のマナー」

■携帯電話は、積極的にプレゼント

老いた親にね。

子どもから親にプレゼントすべし、だそうです。

最近、母に新しい携帯を買ってやりました。

そういや、うちのオカンが電話で話してたわ。

「くみがね、新しい携帯を買ってくれたんだけど、使い方がわからなくて、くみに登録してもらったのよ」

嬉しそうだったな。

毎月の携帯料金もわたしが払ってるんですけど、そこはスルーですか、お母さん。

親にとって「携帯を子どもに買ってもらった」という事実は大切。


だ、そうです。

わたしの妹は、お姑さんの携帯電話を買って差し上げたそうです。
で、妹はお姑さんの毎月の料金も払ってます。

お姑さんは

「うちのあきさんがね、新しい携帯電話を買ってくれたのよ」

と電話してたそうです。

なるほどね。

「注意のマナー」

■見知らぬ人を注意する

じっと我慢。が現在の正しいマナーらしいですよ。

刺されたりしたら元も子もないから、だそうです。

これはわたしは完全にマナー違反。

コンビニやら、電車のなかで、やっちゃうんですよねー。

ま、一応、相手を見てヤバそうだったら注意しませんが。

電車で横入りを狙う学生には、肩を叩いて、「後ろへ並べ」というジャスチャーをします。

いつか刺されるかもしれません。

「危険なマナー」

■ハゲのマナー

細心の注意が必要。

わたし、もうとーっくの昔に失敗してます。

我が母の家系は、「男に生まれなくてよかった」と思うほどのハゲ家系。
その遺伝子は凄まじく、ほとんどが20代後半でハゲます。

若い頃、叔父にうっかり言ってはいけない言葉を言ってしまい

超説教くらったことがあります。

怖かったです。

いろいろ書きましたが、最後にひとつ。

姪、甥が将来わたしに「ババァ」と言ったら、例えほんとのことでも、例え体力的に劣っていようと、全身全霊でぶっ飛ばします。

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2009年04月24日

“『少女の友』創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション”

「『少女の友』創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション」です。

なんと刊行が48年も続いたという伝説の雑誌『少女の友』が1号限りの復刊です。

「少女にこそ一流の作品を」がモットーだった『少女の友』

川端康成氏、吉屋信子氏、中原中也氏など一流の執筆陣に、中原淳一氏などが挿絵を描いた、ともかく当時の少女たちにとってはバイブルのような雑誌だったらしいのです。

わたしは、田辺聖子さんの著書のなかで『少女の友』という雑誌のことを知りました。

吉屋信子氏という作家を知ったのも、中原淳一氏という画家を知ったのも、田辺聖子さんの著書からでした。

中原淳一氏の「おしゃれの絵本―中原淳一ファッションブック」は手に入れたい一冊です(お高い・・・)。

『少女の友』は昭和30年に休刊になってますから、当然「本誌」を見たことはありません。

母も、実物を見たことはないそうです。
でも、母は少女の頃、吉屋信子氏の作品は読んでいたらしい。

この本。図書館の新刊コーナーにあったのですよ。

いまどき、化粧箱入りの本なんて滅多にありません。
目立ってました。

『少女の友』創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション
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『少女の友』が抜群のセンスで作られていた雑誌だということがよくわかりました。

中原淳一氏の描く、少女たちのお洋服の品のよさ!!

松本かつぢ氏の描く少女の横顔の美しさ!!

竹久夢二氏や蕗谷虹児氏なども描いていたというなんと豪華な!!

小説は吉屋信子氏の「紫の手記」と川端康成氏の「乙女の港」

吉屋信子氏の「紫の手記」は少女歌劇が舞台。

川端康成氏の「乙女の港」は『少女の友』史上、もっとも人気を博した連載だそうです。

当時の女学生の間では「エス」と呼ばれる(Sisterの略)「お姉さま」と「妹」という関係が大流行していたそうです。

川端センセの作品はその「エス」がテーマなのです。

それって「マリア様がみてる」(ウィキペディア)の「スール」と一緒ですね!!

あの川端康成が!!!ノーベル賞が!!!

この「乙女の港」の連載初回のみが掲載されているのですが、面白いんです!!!

うぉー!!続きが気になる!!!

三千子は誰を「お姉さま」にするんですかっ!?川端センセーっ!!

図書館へ「川端康成全集第二十巻」を探しに行かねば!!!

あなたはどんなお花がお好きか分からないけれど、もしも、私の花束のなかに、お好きなお花がひといろあるとしたら、どんなに私は仕合せでしょうか。


ああ、これは乙女と元乙女にしかわからない浪漫だわ。

付録も紹介されているのですが、また豪華で美しいつくりで、金箔の型押しとか、同人誌で刷ったらいくらくらいになるんだろう??などと思ってしまう不届きなわたしです。

この本、「記念号」のなかでは、『少女の友』の熱烈的読者であった田辺聖子センセをはじめ、安野モヨコさん、あさのあつこセンセも『少女の友』について語られています。

いいな。こういう雑誌。

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2009年04月21日

“LESPORTSAC 35th Anniversary Special!! Style3 ボヤージュ”

「LESPORTSAC 35th Anniversary Special!! Style3 ボヤージュ」です。

レスポートサックが誕生して35周年。

その記念に発売されたムックです。

これは、付録目的の付録買いですな。
予約して購入です。

付録の「マルチケース」は「キャンディドッツ」「ボヤージュ」「ビューティガール」と3種類あって、3柄によって表紙と裏表紙も違います(本誌の内容は同じ)。

「柄」にはかなり悩みました。

とりあえず一番無難な「ボヤージュ」にしました。



付録ですから、柄の出方によってかなり印象が違って見えるらしいのです。

わたしのは表は結構可愛い感じです。
オレンジやピンクなどが多いです。
大きさは18.5センチ×11センチ。

Image009.jpg

裏はこうなってます↓。

Image012.jpg

印象違いますね。

中は開くと細かなポケットがたくさん。

Image010.jpg

ストラップは長さの調整が可能です。

肌身離さずの携帯が可能。

わたしは、コレは「パスポートケース」に一番向いていると思いました。
お財布としてもかなり使えそうです。

わたし、パスポートの期限切れているのだけど・・・取得して、6月開港の静岡空港からソウルへ飛び立ちたいわ。

レスポって使いやすいのだけど、ポーチだって2000円以上します。

このムックは980円なので、かなりお得ですね。

本誌の内容は、上戸彩ちゃんが春の新作を紹介したり、レスポ好き有名人のバッグやポーチを紹介。
春夏の新作柄やアイテムを紹介。

なかなか面白く読めました。

新しいレスポが欲しくなってくるじゃないかっ!!

わたしは、テッシュケースとスクエアコスメティック(シルバー)は普段から常備してます。

いま欲しいのは「ルル」!!!「ルル」の「シャンパングリッター」!!!

「ルル」はこういうかたちです↓。

これは↑「コンフェティネイビー」

そして、もうひとつ直営店限定の「オリビア」の「シュガーハート」が欲しい!!!

「オリビア」はこんなかたち↓です。

小さいのに、キーリングまでついている優れもの。
これ↑は「パンチ」

ところでですね、わたしのこのボヤージュのマルチケースには「LESPORTSAC」ってロゴが入っていたらしいのですよ。

しかし、わたしのは無い、無いと思っていたら
Image011.jpg

「L」だけあった・・・・・・(「L」だけならいらね)

とりあえず、明日は百貨店のレスポ売り場に行ってこようと思います(見るだけ、見るだけです)。

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2009年04月19日

“左近の桜”

長野まゆみ「左近の桜」です。

この作品は長野センセのデビュー20周年を飾るシリーズ第一作目だそうです。

10代後半、20代前半とわたしは長野まゆみさんの作品が大好きでした。

「少年アリス」「野ばら」「夜間飛行」「天体議会」「魚たちの離宮」「夏至南風」「テレビジョン・シティ」などなど、発売されるのが楽しみでした。
あの頃は、全部ハードカバーを買って読んでたわ。
とにかく、本の装丁が素晴らしく美しかったんですよ。

その後、数年読まない時期があり、「新世界」「白昼堂々」などの長編シリーズを読んだのが20代後半。

長野センセの作風も少しずつ変わってきました。

わたしも若い頃のように、なんでもかんでも読むのではなくて、自分の読めるものだけ選んで読むようになりました。

しかし・・・この作品は最初はどうしようか迷った・・・。

問題はオビ!!

なんだよ!!このオビは!!これ考えたの、担当だろ!!

書店で、友人に

「ねぇ、このオビのコレさ、ちょっとあからさますぎやしませんかね?」

って言ったら、友人に、

「今更じゃん」

と言われた・・・・。

そうだよ、今更だけどさ。

どうせ図書館で借りるんだけどさ。

交わりを求めてくるのは、あやかしの者ばかり。

その気はないけど、ちょっといい感じ?!


って、なんだそりゃ!!??

長野作品は「文学」なので、BL小説のようなあおり文句はカンベンね。

左近の桜
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贔屓すじだけを相手にする宿屋「左近」

実のところ、男同士が忍びあう「連れこみ宿」である。

その「左近」の長男、桜蔵(さくら)は16歳。

本人、まったくそっちの気はないのだが、何故か男を拾ってきてしまう性分の持ち主。

「男を拾ってくる」というよりは、「男が憑いてくる」と言ったほうが正しい。

桜蔵に近づいてくる「男」は、みな人外の者なのだ。

ってことで、男同士の連れこみ宿って設定はなんなんだよっ、とか思いつつ読みましたです。

こういう設定なのに、下品にならないところはさすが長野まゆみ。

下品どころか、文章はどこまでも上品で、描かれる世界は怪しく美しい。

これがたとえば巷によくあるBL小説だとすると、桜蔵に惹きつけられたあやかしたちは、さっさと桜蔵を押し倒し、なんだか桜蔵もその気になちゃって、あーれーvvなシーンが展開して、気を失って、気がついたら「なんだったんだ?あれは夢か?」とか思うと、身体中キスマークだらけだった・・・というカンジになるのでしょう。たぶん。
↑あ、わたしがこういうものばっかり読んでいると思わないでくださいよ。

そうはならないのよ、長野作品。

まず、すべて未遂だし。←じゃなくって!!

あやかしたちはするりと静かに桜蔵に近寄ってくる。

優雅で、蠱惑的に。

しかし、桜蔵は、少年らしい潔癖さで、それらに抗う。

その態度があやかしたちをますます惹きつけるのだが、彼はそれに気がつかない。

触れられたと思われた、その瞬間、意識は遠のき、あやかしたちは甘やかな余韻だけを残し去っていく。

桜蔵は、その後、自分の家の風呂場でのぼせて倒れていたり、道端で倒れていたり、草むらにころがされていたりします。←最後は雑な扱いをされている・・・。

不思議な世界と現実世界が入り混じっているような感じ。

すっと現実世界に戻るところがまた見事。

桜蔵は決して男になびいたりしません。

彼女もいる。キスまではした。

しかし・・・どうも彼の周りの男たち、父親・征、常連客・浜尾、そして母親までもがそっちの嗜好に理解がありすぎる。

父親・征はもろにそっちの嗜好の男なんだが、どうして子どもを作ったのだろうか??

大人たちは桜蔵の本質を見抜き、彼にそれを悟らせようとしている。

しかし、桜蔵はそれを拒否している。

桜蔵はこのまま拒否できるのか??

桜蔵がひろった男のなかで、唯一生身の男・羽ノ浦(教師)がどう関わってくるか??

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2009年04月15日

“リアルワールド”

桐野夏生「リアルワールド」です。

オカンに

「アンタ、あんまり、荒んだ話ばっかり読まないほうがいいんじゃないの?気分の調子に悪いんじゃない??」

と言われました。

夕飯時にこの「リアルワールド」と桜庭一樹の「私の男」を話題にしたからか(とくに桜庭一樹「私の男」のほうが)。

あんま、関係ないんじゃない??

リアルワールド (集英社文庫(日本))
桐野 夏生
集英社
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トシちゃん(ホリ ニンナ)こと山中十四子(高校3年)は、隣の家に住む少年(高校3年)が母親を殺したことを知る。

トシ、テラウチ、ユウザン、キラリンの4人グループは、少年の逃亡を手助けしてしまうことになる。

5人の高校生のそれぞれの行動、思惑、そして「世界」とは?

ということで、書名は「リアルワールド」ですが、5人の高校生の身の上に起こった出来事は全然「リアル」ではないです。

桐野夏生氏の作品は、物事を誇張して描き、読む人間を無理矢理、現実と向き合わせるようなところがあるのです。

そこが「リアル」

この作品はすべて一人称です。

ホリニンナ、ユウザン、ミミズ、キラリン、ミミズ2、テラウチ、キラリン2、ホリニンナ2

と、各々の心情が吐露されていきます。

わたしにとっては、この高校生たちの会話口調も語りも、限りなく現代の高校生に近いと感じるんですが、実際の高校生が読んだら、「こんな言葉使わないし」と思うかもしれません。

ホリニンナとは、一応主人公であるトシが普段使っている偽名です。
彼女たちは、アンケートもカラオケボックスの会員証も、すべて偽名、偽住所で通しているのです。

ごくごく普通の女子高生です。

偽名を武装だという彼女たち。

仲良しだという4人組の彼女たちは、お互いが何を隠しているのか、何を知られたくないのかを知っていて、知らないふりをしています。

理解しあっているようで、まったく理解しあってない、ということを理解しています。

そうやって付き合ってきた彼女たち。

偽名によって守られていた、居心地の良かった世界は、自分たちがミミズと蔑んだ少年の起こした事件によって、やがて崩壊することとなります。

リアルだと思っていた世界が崩れて、中からまたリアルが出現してくるの。そう、超リアル。


テラウチが書き残した「超リアル」

自分の存在が揺らいで、自分の立ち位置がわからなくなるような体験を、ま、わたしぐらいの年齢だったら誰でも経験していると思うんですよ。

女子高生にとっては、それがはじめての経験であった、ということなんでしょう。
それがまたよりにもよって強烈であった。

物語の結末は、4人がそれぞれの方向へ。

母親を殺した少年は、犯罪を犯す少年ってこんな風に考えるのではないか??本当に思えたりします。
アホか!?とも思いますが、やはり恐ろしい。

文章は、桐野氏、さすがのスピード感。イッキに読めます。

ほんの数日の夏休みの出来事なんですよ。

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2009年04月13日

“できればムカつかずに生きたい”

田口ランディ「できればムカつかずに生きたい」です。

えと、田口氏の本を読むのはこれがはじめて・・・?

ち、違う!!はじめてじゃなかった!!!「スカートの中の秘密の生活」は読んだことあった!!

代表作の「コンセント」すら読んでないのに、先にエッセイに手を出してしまって、なんだか申し訳ない気がするのですが・・・。

このエッセイのこのタイトル「できればムカつかずに生きたい」は、はじめて見たときから惹かれるものがありました。

ただ、やはり、「コンセント」が、田口さんのご家族に起こった事実が元だっていうことは知っていたので、ご家族のこととか、生々しいんじゃないか?と躊躇してたのです。

あと「スカートの中の秘密に生活」みたいな、シモネタはいまは読む気分じゃないな・・・とか思ってた(面白いけどね)。

すみません。

この本にシモネタはありませんでした。

できればムカつかずに生きたい (新潮文庫)
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田口さんは、14歳の頃から「なんだかうまく生きられないなあ」と思っていたそうです。

わたしは、この人は物事をスパっと斬ってしまう攻撃的な人だとばかり思ってました。

事実、20代の頃はご自分で攻撃的だったと書いていらっしゃる。

でも、その前。10代の頃は自己主張すらできなかったと書いてある。

「できればムカつかずに生きたい」

というタイトルをつけた田口さんは、若い頃は、

「ムカつかれずに生きたい」

と思ってたんでしょう。

お兄さんの引きこもり、お父さんのアルコール依存症、お母さんのノイローゼ(いまはノイローゼって言葉はないけど)などの事柄を読んだら、わたしは自分が辛くなる、と思っていたのですが、田口氏の文章はどこまでも淡々としていて、静かで、落ち着いた文章で、感動すらしてしまいました。

お兄さんを亡くされて、すっかり意気消沈してしまったお父さんやお母さんが、田口さんが妊娠され、出産されたことによって光明を見出したところは、「命の力」みたいなものを感じます。

現代社会での生きにくい現実、に田口氏は自分なりの疑問をもち、考え、答えをだしています。

思春期時代に「うまく生きられない」と感じた田口さんは、それからずっと、表現の上で思春期にこだわっている。

「生きにくい」ものに答えを出そうとしている。

ひきこもり、プチ家出、宗教。

かと思えば、アイヌのシャーマン、屋久島の大杉、インドの修行僧。

身近なところではドラえもん。

理屈っぽく書いてないところがいいです。

ドラえもんが「母性賛歌」のアニメかあ。

思ったことなかったけど、田口さんにはドラえもんにも父性が描かれていると伝えたいなあ。

しずかちゃんとのび太の結婚前夜の、しずかちゃんとしずかちゃんのお父さんの会話は、泣けるで!!

ああいうことを母親は娘に言えないと思うんだけどな。

「わたしの身体は誰のもの?」というテーマは、個人的に深く考えずにはいられない。

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ラベル: エッセイ
posted by くみ at 22:13| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

“おばさん未満”

酒井順子「おばさん未満」です。

酒井順子さんは、ほんとに意地が悪い。

でもその意地悪さの下に、「物書きだから、こういうこと書いてんのよ」みたいな、悲哀が隠されているような気もしますね。

酒井さんは、自分を例にあげることが多いですが、ほんとに笑えんこともあるし。

この本は、

若くはないが老いてもいない


40代女子について語った本です。

いったい女はいつから「おばさん」となるのか??

わたしなんかは30代ではありますが、一応30代?みたいな・・・。

40代はすぐソコ。

40歳を越えたら、気持ち的に楽になるのか?と思っていたけれど、どうやらそうじゃないらしい。

あぁ、40歳の女性はもっとオトナの女性だと思ってたのに、わたしったら何をやってんでしょうと日々思っているのです。

今日も、予約してあったマクロスFのドラマCD届いてるし!!

おばさん未満
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酒井 順子
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この本にはこんなことが書かれています。

下記の項目、いくつあてはまりますか?

「声がお母さんに似てきた」と言われる。

ヒジやヒザの上にシワがある。

スニーカーにリュック姿で一人旅をしている。

20代の頃と同じ口紅を使っている。

「何か怒ってます?」とよく聞かれる。

喪服が似合ってきたと感じる。

パソコン操作は部下やバイトにやらせている。

最後のセックスがいつだったか忘れた。

3個以上当てはまったら・・・WELCOME TO “OBAMIMA” WORLD!


あぁあああああ・・・わたし3個以上・・・・。

この本では

痛い・髪・声・腹・口・性欲・旅・女性誌・言葉・服・恐さ・健康・IT・たるみ・冠婚葬祭・余暇・親・恋・友達・懐かしさ

と各章があります。

ま、「あー、あるある」と思う部分は当然ありますし、「無い無い」と思う部分もあります。

は、「あー、あるあるある」と思ったですよ。

わたしは自分の家の電話に出るのが苦手です。

わたしへの電話は携帯にかかってくるので、家の電話にかかってくるのは、母への用事・セールス・選挙のお願い、と限られてきます。

母の友人のみなさんが、わたしを母と間違えるんですよ!!

それが・・・なんというか、苦手なのです。

腹は・・・ようするに「あなたは腹を見せられますか?」ってことなんですが・・・。

見せられません。キッパリ。

昨今の若い女の子は腹を出すのにとまどいはないでしょうが、わたしは腹を見せていた世代ではなく、しかも腹を見せたら「痛い」。

手術跡もあったりして、人生の歴史を物語ってます。

そして

「何を着たらいいか、わからない」

なんて友人と話題になったりします。

「コットンが着られなくなってきた」には同感なのです。

健康

わたしの高校の同級生が3月にご出産したんですよ。

もちろん高齢出産です。あ、初産です。

ご懐妊まえに、彼女は子宮筋腫の大きな手術をしてまして、お見舞いにいったとき、もう一人の同級生と、

「この歳になると、マジ、婦人科検診大事だよね」

みたいな話題になったのです。

わたしは子宮内膜症と子宮筋腫持ってるし。

で、もう一人の同級生(明日一緒に赤ちゃんを見に行くんです)は、看護士で主任で仕事バリバリだし、健康で、別に婦人科系も悪く無さそう、と思ったら、この人は「腰痛持ち」でした。

わたしは腰痛も持ってます(・・・)。

そんな看護士の友人。

主任になったからには避けられないのは、看護実習の教育係。

「20歳前後の実習生が、自分にたいしてオドオドしているみたい」

と言ったのですよ。

そういえば、わたしも昨年10月まで働いていた職場では、20代前半に囲まれてまして、その若者たちに、

何をするにもまず○○さん(わたし)にお伺い。

みたいな空気だったのです。

はっきりいって、それ、わたしの仕事の邪魔以外の何者でもなかったのですけど。

友人もわたしも恐さをかもしだしてたんでしょうね〜。

現代日本は、「女であることをいつまで保つか」みたいな風潮で、わたしもそれを意識してはいるのですが、

なんだかそれも疲れちゃうし〜。

な気分になってもいるのです。

ま、この記事を書きながら、爪の手入れして、ネイル塗って、さらにラインストーンまでつけちゃったりしたんですけどね。

Amazon.co.jpおばさん未満

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2009年04月09日

“キス”

キャスリン・ハリソン著「キス」です。

この本は刊行と同時に全米で大きな話題を呼んだそうです。

マスコミの報道はかなり過熱気味であり、下世話な取材もあったらしい。

『実父との近親相姦の日々』を作家の娘が語る、という内容は、衝撃的で人々の興味を引くものではあります。

しかし、ページを開けば、そこにあるのは、著者が極めて真摯に、冷静に語った、三世代に渡る親子のあり方、家族関係にメスを入れた、重い物語です。

読む人間は覚悟しないといけません。

キス (新潮クレスト・ブックス)
キャスリン ハリソン
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それからの年月、あのキスの一刺しがわたしを変えたと思うことだろう。


著者の父と母は若くして恋に落ち、娘が生まれます。

しかし、裕福であった母方の祖父・祖母に受け入れられなかった父は家族を追い出されてしまいます。

離婚。

父は牧師となり、離れた地で新しい家族を築きます。

娘は美しく成長し、父と再会。

そこから始まった、父と娘の禁忌。

一見、父と娘の関係を描いた作品なのですが、母と娘の関係に深く考えさせられました。

母もまた、自分の父母との関係を上手く築けなかった人なのです。

それゆえに、若きころ、母は父に恋をしたのです。

母に認められたくて、そして母を拒絶したくて、娘は拒食症になります。

これはわかる気がする。

若く美しい母には大勢の恋人がいたが、母は新しく家庭を築いた父とも、どこかで会っていた。

最初は母に体重のことを言われたくなくて、認められたくて食を細くした。
しかしそれは同時に母が母であるまえに女であることを拒絶したい、母のような女になりたくないという気持ちが、自分の体から丸みを削いでいくことに・・・。

二十歳になった娘が父と再会したのは十年ぶり、三回目のことでした。

これも、母が父と会いたくて計画したことなのです。

しかし、父親は美しく成長した娘に目を奪われます。

月経も止まるほどに痩せた身体に、ブロンドの髪の毛だけは腰まで伸ばした娘。

髪の毛は女のシンボルとも言われてますね。

その美しさは「いびつ」なだったに違いありません。

その再会から、父親の娘への執着がはじまります。

父性を求める娘は厭いながらも、父の誘いに・・・。

この父親の娘への執着はなんだったのでしょうか?

父親は、娘の祖父祖母に追い出された人です。

どこかに、復讐的な気持ちが潜んでいたのかもしれません。

本当は別れたくなかった。愛していた。いまでも愛している。

何度も何度も父親や娘に語りかけます。

父親は娘の性格や弱点を見抜き、狡猾に娘を追い詰めていきます。

やがて、娘は追い詰められ、父と娘は禁忌の関係に陥ることに。

父親はそれからも執拗に娘を縛り付けます。

最初の関係が結ばれたのが、なんと父親の実母の家。

父親もまた自分の両親との関係に歪んだものを抱えていたのです。

二人の関係に終止符が打たれたのは、母が病で亡くなったときでした。

人間の形成において、親、家族との関係がどれほど大事であるか思い知らされます。

読者は、自分の身を考えずにはいられなくなります。

著者・キャサリン・ハドソンはこの作品を発表するまえから、自分の体験をモチーフにした作品を発表していたそうです。

創作しつづけるものの運命なのか、著者は自分の体験を見つめなおし、清算しなければ、先へ進めないと思った。

何度も何度も時間をかけ考え、自分の夫にも相談し了承し、この作品を発表するに到ったそうです。

己の傷の在処を、確かめ、認めた著者。

作家としての「業」を感じます。

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2009年04月07日

“仇花”

諸田玲子「仇花」です。

諸田玲子氏の作品、好きだなぁ。

徳川家康の最初の正室「築山殿」を主人公にした「月を吐く」では、いままで通説となっていた「悪女説」を覆すような、「築山殿」を描いてくれました。

この「仇花」は、徳川家康、最後で最年少の側室「お六の方」の生涯を描いた作品です。
歴史小説で、彼女に意思を持たせて書かれたものは、おそらくないでしょう。

そういう女性を主人公にした、諸田玲子氏の視点が好きです。

「お六の方」は、家康が晩年に最も寵愛したといわれる、「お勝の方」の部屋子でした。

家康の寵愛を受けるようになったのは、13、14歳。

当時、69歳だった家康は、その頃、新しい側室をとろうとはしていませんでした。

晩年に寵愛した、お勝の方、お万の方、お亀の方、お奈津の方、はいずれも歳が近く、それでもすでに30歳前後になっていました(誰かを忘れているような気が)。

主君が家臣に側室を与えることはよくあることで、お梅の方は、本多正純に再嫁しています。

晩年の家康は、老いた自分の後を追い、若い側室が尼になるのは哀れと思ったのか、あっちにやり、こっちにやり、しています。

そんなときに、何故、最も若い「お六の方」に手をつけてしまったのか??

そこが、創作の部分なのですが、

なるほどねー!!

と、思ってしまう理由があるんですよ。

上手いな〜!!と感心してしまった。

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諸田 玲子
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「兄さま。お六はね、お城に住むの。欲しいものはぜんぶ手に入れるの」

わずか10歳の小娘であったがお六は本気だった。

可憐な美貌に、愛くるしい笑顔、小柄な身体。

しかし、彼女はとてつもなく大きな野心のかたまりであった。

お六は、元北条家の家臣で、後に太田家家臣となった、黒田五左衛門直陣の娘です。

当時の江戸は、家康が城下町の体裁を整え、活気付いてきた頃でした。

黒田五左衛門と同じく、元北条家家臣であった江戸與兵衛の娘が、家康が晩年に寵愛した「お勝の方」でした。

「お勝の方」はもともとは「お八」という名前でした。
家康に使えてからは「お梶の方」と名乗っていましたが、関ヶ原の戦いで東軍が大勝して以来、「お勝」と名乗るように命じられたそうです。
つまり、名前からして、「勝ち組」なわけです。

幼いお六は、お勝の方に憧れ、そして、お勝の方よりも激しい気性と、大それた野心を抱きました。

わたしはお勝になる。

お六は、幼いながらに計画を立てるのです。

行儀作法を習い、書や和歌や習字を習い、自分の美貌に目をつけた、庄司甚右衛門を後ろ盾にしてしまいます。

庄司甚右衛門といえば、あの「吉原遊郭」を作り上げた人物です。

そして、13歳で、とんとんとお勝の方の部屋子となり駿府に行くことを自分で決めてしまいます。

「欲しいものを全部手に入れる」という目標に向かってまっしぐらな姿勢は、感心もしますが、あきれもします。

家康を「肥満した異相の老人」と決め付けながらも、虎視眈々と寵愛を受ける機会をうかがうお六。

あんた、ほんとに13歳か!?と思うほどです。

家康の心を動かしたのは、お六の烈しい気性でした。

家康は、過去に自分を翻弄した女のことを思い出します。

愛憎と紙一重だった女・・・「最初の妻」です。

お六は家康の心をつかみ、寵妾として世間の評判になります。

『佐渡どの、雁どの、お六どの』

家康の寵愛ひとかたならず、家康をはばかるものは、本多佐渡守正信、鷹狩りの雁、そしてお六。

しかし、貪欲なお六はそれ以上のことを望みます。

家康の子が欲しい。

子をもうけて、お腹さまとなり、子か孫かひ孫か、我が血筋が天下人に。

そして、兄を大名にし、黒田家の再興を。

しかし、その栄華は長く続きませんでした。

家康亡きあとも、なんとか這い上がろうとするお六。20歳。

ここまでくると、その向上心を見習いたくなります。

彼女は、家康を失ったのち、いったんは尼になりますが、のちに喜連川足利家に嫁ぎます。

29歳という若さで亡くなったのは、尼になるのを拒んだ神罰だと言われています。

ほんとうに、彼女はわがまま娘なのですが、最後に大切なことに気がつくようです。

彼女は、駿府にいたときも、いずれ隠居した父を駿府に向かえ、家族そろって暮らしたいと考えていました。

大それた考えを抱いているわりには、親孝行な娘でした。

「良い暮らしをしたい」

その願いが彼女に大きな野心を抱かせることになったのですが、また、大切なことを思い出させる鍵でもあったのです。

意外な展開で、読後はすっきり。

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2009年04月03日

“PS「ピーエス」 5月号”付録は“Q−pot.×PS特製いちごホイップ・キーケース”

あ〜あ、PS「ピーエス」5月号、買っちゃったー。

PS「ピーエス」は創刊7周年だそうです。

うーん、購入するのは7年ぶりかもしれない。



↑楽天では売り切れだったよ。

もう、付録に釣られるのはやめよう、やめよう、と注意しているのだけれど、今回ばかりが買わずにはいられなかった!!

付録が

Q−pot.×PS特製いちごホイップ・キーケース

なんですもの。

なんでもQ−pot.の付録がつくのは「初!!」らしいですよ。

最近、いい年こいて、わたし、Q−pot.が欲しくて欲しくてたまらんのです。

最近のスイーツモチーフの大流行は、間違いなくQ−pot.が火付け役。

わたし、最初はスイーツものに何の興味も示さなかったのですが、ペットボトルのおまけとか集めているうちにだんだん気になりはじめて、公式サイト見に行ったら、物欲に火がついた!!

男性はQ−pot.とはなんぞや??と思われるかもしれないですね。→Q−pot.公式サイトへ。

Q−pot.を嫌がる女子はいないから、プレゼントに困ったら、マカロンのストラップにすればいいと思うよ。
ちなみにお値段は結構なものです。

もう、ヤバい。

さすがにこの歳で、アクセサリーとかヤバいだろう?と思うのだけれども、こ、このデザインだったらつけてもおかしくないかな?とか考える自分がいる。

わたしがチョコレートの指輪つける日も近い・・・かも??

PS「ピーエス」の付録がQ−pot.だと知ってから、絶対買うわ!!と思ってました。

キーケスも調度欲しかった。

で、キーケースです↓。鍵、装着済み。

Image003.jpg

付録のクセに繊細なつくり。

Image004.jpg

裏はロゴ入りです。

そして、

Image005.jpg

よく見ると、アリが一匹いる。

Q−pot.が人気なのは、やっぱり見ていて

「楽しいから」

でしょう。

自分が楽しいから。自分が幸せな気持ちになるから。

自己満足なので、「痛い」とか言わないように!!!

もともと女子はスイーツが大好きなのに、それがアクセサリーになってしまったら、「無敵」だと思います。

ああ、雑誌のほうね。

ちゃんと読みましたよ。

PS「ピーエス」って20代対象だよな・・・。

あんまりIn Redと違いがないような・・・そうか、版元が違うわ。

Amazon.co,jpPS (ピーエス) 2009年 05月号 [雑誌]


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2009年04月02日

“機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第25話 最終回「再生」”

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第25話 最終回「再生」

さぁ、エンジンがかかりましたよ。
これからイッキに書き上げます。

刹那・00ライザーの前に立ちはだかったリボンズ・アルマーク。

「君がその力を手に入れたのは、僕のおかげなんだよ」

「俺を救い、俺を導き、そして今、また俺の前で神を気取るつもりか」

リボンズは、上位種であるイノベイターが人類を導くのは、人間が動物を管理しているのと一緒だと言う。

リボンズが「上位種」であること、自分の存在意義にこだわるのには、「とある理由」があると言われているが、アニメでは一切そのことに触れられていない。

うーん・・・。
イオリアのおっさんにも「エゴ」があった、と言うことを、CBのメンバーは理解しているのだろうか?

「その、エゴが世界を歪ませる。貴様が行った再生を、この俺が破壊する」

リボンズの機体は、ガンキャノンみたいだ、という声がありましたが、名前がそのまんま「リボーンズキャノン」
そのネーミングのダサさに「負けるの前提」な製作側の態度が見え隠れし、ちょっと哀れな気持ちになったり。

さて、プトレマイオスにはラッセが無事帰還。

ラッセがビリーに怪訝な目を向ける。
というか、ビリーがしゃあしゃあとトレミーに乗り込んでいるのに、ちと呆れる。

アレルヤとライル、再び戦場へ。

リボーンズキャノンはなんと!!変形してガンダムになった!!

「そうとも。この機体こそ人類を導くガンダムだ!!」

リボーンズガンダムとか言うらしい。

うぉ!!アムロがガンダムに乗っている!!
思わずコーフンの1st世代。

戦闘技術は、さすがアムロだ!!リボンズ!!

なかなか見ごたえのある戦闘が展開される。

そこにヒリングとリバイバルが参戦。

アレルヤとライルも駆けつける。

「超兵復活といこうぜぇっ!!」

ハレルヤVSヒリング。

うーん・・・ヴェーダのバックアップが無いとあの程度、とかってそれは技術的に超兵と比べてどうなんだろう??

ヒリング敗れる。

アレハレ、リボンズの攻撃を受け、アリオス大破(中破??)

「や、野郎」←ハレルヤの辞世か??

リボンズの攻撃でトレミー航行不能に。

ライルVSリバイバル。

ライルが右目を怪我するところは憎い演出。

リバイバルの攻撃を一瞬かわし、ガデッサのわき腹にランチャーぶち込み、ライル勝利。

ライルはアニューと同型の子をやってしまったな。

ライルの戦闘能力が、イノベと張り合えるのも、ちょっとどうか?と思うところ有り。

スメラギさん、何を思ったかR2発射の指示。

R2ってエクシアかよ!!と後で思う。

リボンズの意識に介入してくるティエリア。

「人類を導くのではなく、人類とともに未来をつくる。それが僕たち、イノベイドのあるべき道だ」

ティエの言葉を拒否するリボンズ。

リボーンズガンダムと00ライザー、トランザム!!

00ライザーの機体の量子化。←この仕組みどうなってんの??

その果てに相打ちっぽくなるが、リボンズは無事。

00の太陽炉を一個パチって、抱えて飛んでいる姿が笑える。

リボーンズガンダムにガタがくるが、リボンズの前に、0ガンダム落ちてた!!

おいおい、ラッセ、捨ててくるなよ。

「これは運命だ」

「僕はまだ戦える!!」←はい??今なんとおっしゃいましたか??

その0ガンダム・リボンズの頭上に刹那・エクシアが!!

「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ、

未来を切り開く!!」

0ガンダムとエクシアの戦いは、飛び道具を使わず、1stファンへのサービス盛りだくさん。

ランバ・ラル??みたいな描写あり。

そこに流れるマリナさまの例の歌と、マリナさまから刹那へ宛てた手紙。

刹那。

この手紙をあなたが読むことが無くても、それでもあなたへの思いを綴らせてください。
クルジスの少年兵として、戦いを強要され、戦場の中でしか生きることが出来なくなったあなた。
平和を求める気持ちは、私もあなたも同じなのに、分かり合っているのに、どうして私とあなたの道は交わらないのでしょうか。
あなたは武力を行使して、世界から争いを無くそうとしている。
もし、それが実現出来たとしても、あなたの幸せはどこにあるのでしょう。
罪を償い、傷ついて、それでも戦い続ける。
そんなあなたの生き方が、どうしようもなく悲しく思えるのです。
自分の中にある幸せを、他者と共有し、その輪を広げていくことが、本当の平和になると、私は考えています。
だから、どうか、あなたもあなたの幸せを掴んでください。

刹那。

あなたに幸せが訪れることを私は祈っています。


貫かれたのは0ガンダム。

フェルトが刹那に渡した花が宇宙を漂う。

と、いうことで。

マリナさまは新生アザディスタンを率いることに。

連邦政府の支援を中東に広げていく、ということで、これからの中東のリーダーはマリナさま。

マリナさまは、役立たず、とかいろいろ言われましたが、最後まで自分の信念は曲げなかったんですよ。

>どうして私とあなたの道は交わらないのでしょうか。

ソレスタルビーイングのことも否定してます。

刹那とマリナさまは、お互いに何かあるごとにお互いを思い、それでも結ばれることはないのでしょう。

しかしそれでは、刹マリなわたしは面白くないのでいろいろ妄想する所存。

ルイスの細胞異常は完全に止まったそう。
それでも、療養は必要なのか、入院中。

その傍らに沙慈。

連邦は新しい大統領のもと、新たな道を進み始めます。

カタロンのメンバーも参加しているが、クラウスって何かしたっけ??

ホーマー・カタギリ司令は自刃。

「ねぇ、沙慈。世界はこれからどうなるのかな?」

「正直、僕にもわからない。でも僕たちは無自覚ではいられないと思う」

「考える必要があるんだ。

本当に平和を求めるなら、

世界について考えることが」


ああ。

この戦争とは無縁だったカップルに、こう考えさせるために、この話はあったと言っても過言ではないな。

さて、連邦としては、ソレスタルビーイングが武力を放棄しないかぎり、野放しにしておくつもりはないそうです。

そんな話をアンドレイとしているカティ・マネキン大佐。

イヤリングしているから、も、もしや、まさか、

「大佐ぁ、何やってんすかぁ〜?」

出た!!!

視聴者と製作スタッフから最も愛される男、パトリック・コーラサワー!!

なんと、大佐のキッスどころか、大佐をいただいてしまったよ!!!

マネキン大佐は昇格して准将になったそうです。

准将と少尉(おそらく)。

格差婚だから気をつけろ!!!

アンドレイは、職業軍人としての道を歩む。

生きろ、アンドレイ。
ついでに嫁をもらえ。


ビリー、何やら研究中。
傍らの「写真」があいかわらず痛いぞ。

後ろにグラハム・エーカーさん。

ライルはカタロンを抜けて、ソレスタルビーイング一本でやってく決意。
正式に「ロックオン・ストラウス」になりました。

アレルヤとマリーは、ソレスタルビーイングを離れた様子。

生きる意味を見つける旅へと。

そうだよな。
この二人は戦いたくないんだものな。

なんか、旅の途中で、一子もうけそうな感じがするぞ。

ティエさまは「来るべき対話」のときまでお休み。

でも、ティエさま。

「来るべき対話」は来年くるらしいよ。

「世界がどうなるか、それは誰にもわからない。でもどうにでもなれると思うんだ。過去は変えられなくても、未来は変えられる。

僕たちが望む世界へ」


そして、人類が道を誤ったときの為に奴らが!!

「行こう。俺たちにはやることがある」

ソレスタルビーイングは世界の抑止力として存在続ける。

しかし、ソレスタルビーイングが、世界を判断することは出来ない。

彼らは、彼らの判断で、武力介入してくるテロ組織であることに、かわりはない。

そこんとこはどーなのよ??

最後に映るのは木星。

木星へのフリは、1期にすでにあった。

The Childhood of Humankaind End

人類の幼年期時代の終わり??

なんかSF小説のタイトルみたい。

そして


劇場版

機動戦士ガンダム00

2010年公開


えー!?

でも、観る。

「機動戦士ガンダム00」は、まだ終らなかったのであった。


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