2008年07月17日

“鬼のすべて”

鯨統一郎「鬼のすべて」です。

え~、この本の著者、鯨統一郎氏のことは、名前しか知らなかったです。
デビューは98年。
おいおいおい、98年、わたしはまだ書店員でした・・・ふっ、ダメ書店員・・・。

デビュー作は「邪馬台国はどこですか?」(創元推理文庫)

創元推理文庫・・・・まず、手に取らないです

ということで、この本はミステリーです。

あれ?ここの管理人ってミステリー苦手じゃなかったっけ?

と思った方、正解です。

何かきっかけがないとなかなかミステリーには手が出ません。

きっかけっていうかタイミングね。

例えば、いつも読んでいる雑誌に紹介されていたのが気になった。
友人に薦められた。
大ファンの同人作家さんがその作品を好きだと知った(←特異なケース・・・)。

などなど。

ある日、わたしのもとへ一冊の文庫本が送られてきました。

差出人は「姉さん(仮名)」

あら?姉さん、オススメの本を送って下さったわハートたち(複数ハート)

と思ったら

姉さんったら、この文庫本の解説書いてるよ!!

すっげー!!!

姉さん、ほんとに底が知れない人です。←褒め言葉デス。

姉さん、ありがとーvv



主人公は警視庁捜査一課の刑事・渡辺みさと(24歳)。

みさとは友人の若江世衣子との待ち合わせ場所で、世衣子のまるで「鬼のように」見立てらた異様な死体を目にする。

その後犯人の犯行声明文が各新聞社に送りつけられ、事件は「無差別殺人」へと発展を見せる。

キーワードは「鬼」

世衣子は何故殺されたのか?

そのうちに第2の殺人が起こる。

またもや「鬼」のような異様な死体。

みさとは「日本から鬼を消し去る」と言って警視庁を去った、かつての敏腕刑事・「ハルアキ」の力を借り、事件を解決しようとする。

「鬼のすべて」というくらいですから、読んでいくと、だんだん「鬼」にくわしくなれます。

「鬼」の語源についてちょっと興味があって、昔調べたことがあるので、「ふむふむ」とうなずきながら読めました。

わたしが中途半端に調べたときには、語源は「恩」か「穏」ではないか~?で終ってしまいましたが。

現代日本では「昔話」に登場するものとなってしまった「鬼」

かつて日本には本当に「鬼」が存在しました。

現代も、「鬼」は実在するのかもしれません。

わたしたちが気がつかないだけで。

鯨統一郎氏の考えた、「鬼」の正体もなるほど・・・と思います。

それにしても・・・自分の研究のために警察を辞め、親の遺産でくらしている「ハルアキ」さんがうらやましいです。

名字が「阿部」って、いくらなんでもあからさますぎやしませんかね?

そうそう!わたし、ミステリーが苦手というか、最近の売れている作家さんの「文章」が苦手なのかもしれない。

鯨統一郎氏の文章は、なんか、ちょっとわたしの好きな作家さんの文章に近いかも。

わたし、ミステリーが「推理小説」と言われていたころの文章が好きなんです。

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posted by くみ at 21:48| 静岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(文芸・評論) | 更新情報をチェックする
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